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■ 仕舞猟 |
本日は今期の仕舞猟。お天気は良いがかなり寒い。 朝からいつもの山に入り、慎重に捜索するも鹿の姿は無し。林の中のヌタ場も、ついさっきまで使っていたと思われる形跡はあるのだが鹿はいない。 見通しの良い場所に出て、双眼鏡で捜索してみたら・・いました。150m位下の斜面に2頭のメスを発見! リュックをおろしてから、適当な立ち木に銃をレストしてスコープでのぞいたら鹿が逃げている最中。引き金を引く暇もなく林の中に行ってしまった。 これだけ距離があっても、不用意に動いたら逃げるか?きっと、矢を掛けられたことがあるんだろうね。 良い型の鹿だったので撃ちたかった。今日の出会いはこれだけ。 あと半月もしたら山菜が出てきて、そしてアタクシの苦手な関西の夏が来る。鉄砲はしばらくお預け。今期も無事に終わりました。
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■ 鹿猟3連荘 |
ここのところ出猟記をUpする暇がなかったので、鹿猟3日間をまとめて。
2/18:この日はY氏と同じ山に入って地形や鹿の付場を教えてもらおうと思っていたのだが、昨夜に降った雪が15cm積もっていてアイゼンがないとしんどいとの事。 アタクシはアイゼンを持っていないので断念し、いつもの山に入る。林の中には鹿道が何本も走っていて期待できる。
尾根を登ったところで鹿を発見。リュックを下して慎重に近づくが足音で気づかれたのか鹿が走った。3頭の群れで1頭だけ止まってくれたのだが、半身が木に隠れていてアタクシからはおしりしか見えない。これ撃ったら腿は全滅だよな、などと考えしばらく躊躇していたら鹿は飛んでしまった。
今考えれば撃っていればよかったのか? でもアタクシはミートハンターなので、良い肉が取れないのであれば撃たないほうが良いような気もして。。まあ、半矢で逃がしたわけではないので、良としましょう。結局この日はボウズ。
2/24:本日はアタクシ単独での出猟。ボーナスポイントを何箇所か回るが鹿の姿は無。何年か前なら、撃てないまでも1頭くらいは見かけたのに。農林は増えていると言っているが、実感として少なくなっていると思うよ。
先週と同じ山に入り同じ場所に行くと、今日もいました。慎重に近づいて発砲!鹿は斜面を転げ落ちた。スコープでみると大きく見えたのだが、去年生まれた小鹿でした。でもこのくらいの鹿が一番旨いのです。弾は首に当たっていていい肉が取れました。
3/4:今日もいつもの山に入る。思うに、アタクシはこの山を歩くのが好きなんだね。
雪がなくなっているので、思いつきである斜面に行ってみると、50m位先で鹿がこっちを見ている。ゆっくり銃を挙げてバイタル狙って立射で発砲!鹿は飛んで逃げた。 当たってるよなと思い、鹿がいたところに行ってみると血が落ちている。半矢だ。血のり追跡開始。
血は一旦平坦な場所でしばらく続いて、急な斜面の下で消えている。かなり急なので一旦リュックを下して銃とナイフだけを持って斜面を登ると、すぐに木陰に鹿が蹲っているのを見つけた。まだ生きているのでブーツで首を踏みつけて、留めと放血を兼ねて頸動脈を切る。
弾は腹から右後ろ足を抜けていて、この状態でこの斜面を登るのだから恐れ入る。この時点で10時過ぎなので、鹿のワタを抜いて沢に浸け猟を再開。
先週の斜面には鹿はいなかったが、しばらく進んだところでアタクシからはるか下の斜面で鹿を発見。でもめちゃくちゃ急な斜面で、これ撃っても回収できないよなと思い見送った。
う〜ん、時間かければ何とかなったかな? 後でY氏に話したら、そういう時はまず撃ってから考えればとのアドバイス。次回からはそうします。
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■ ジルの終猟 |
ジルとの出猟は今日が最後。晴れていると思ったらいきなり雪が降ってくるような天気だが首尾やいかに。
今日も小さな池は凍結しているので、回るのは大きな池が中心。予想通りまったく出会いはいなくてもうここで終わりにしようと、とある池に行く。
ここは大きな池の奥に小さな池がある構造。大きな池の堰堤に上って見渡すが鴨の姿は無し。でもここは一見して鴨がいなくても、池の奥の木の下に隠れていることがあるので、ジルと池の奥に進む。小さな池にはめったに付かないので大きな池を見ながら進むと、背後の池から鴨が飛んだ。
振り向くとアオクビがアタクシの真上を上昇中。銃を振って発砲!何とか当たったようで、鴨は大きな池に落ちた。池の真ん中に落ちた鴨はもちろん半矢で泳ぎだしたので、すかさず留め矢を二連発。動かなくなった。
風はこちらに向かって吹いているので、しばらく待っていたら流れてきて無事回収。今期も最後の最後でなんとか1羽獲れました。これは冷凍保存して年越しそばのおつゆにしよう。
去年の4月には、ジルと猟をすることはもう出来ないと思った。池のほとりで羽を毟っている間、おとなしく草の上で寝そべっているジルを見ながら、ジルが生きていることのありがたみをしみじみ感じた最猟日でした。 |
■ 1月13日 |
年始からジルの足の調子が悪かったので、今日が鴨猟初め。このところの冷え込みで小さな池は軒並み凍結していて大きな池しか期待できない。そうなると皆さん、回るところは同じで鴨はおりません。それでなくても年が明けると極端に出会いは少なくなるのにね。 と言うことで、本日もボウズでしたが、久しぶりに野に放したジルが張り切って走っていたのでよしとしましょう。 |
■ 1月7日 |
今日は正月休み最後の出猟。これ以降は、雪が深くなりスノーシューが必要になると足音で獲れなくなるので今日に期待。日曜なのでY氏も出猟しているようだ。 朝一のボーナスを期待してめぼしいところを何箇所か回るが今日は出会いなく、いつもの林道の山に入る。高度が上がるにつれ雪も深くなり喘ぎながらの猟になるが、幸い新雪なので足音はしない。 猟を続けて12時を回ったくらいの時、とある斜面に黒い塊を見つける。石かなと思い双眼鏡でのぞいてみると鹿だ。距離は50m位で、かなりの撃ち下ろし。鹿はこちらに気付いていないので、リュックを下して雪の上を鹿が見れるところまで匍匐前進。スコープに背中をとらえたので頭が見える時までじっとそのまま。鹿が動いて首が見えたのでプローンで発砲!銃は地面に委託しているので、外すはずはないと引き金を引いたのだが、鹿はすっとんで逃げていく。二の矢をかけるも外した。 いったい何が起こったのか??しばらく呆然自失。鹿がいたところまで行ってみたが、血の一滴も落ちていなかった。こうなると銃のせいにしたくなるんだよね。 非常に後味の悪い感じを残しながら、明日射撃場に行こうかなどと考えながら足を先に進める。
15分くらい歩いたところで、雪の上に新しい足跡を見つけたので追跡してみた。注意して進むと斜面に鹿らしきシルエットを発見。双眼鏡で確認すると、鹿が斜面の木の根もとで寝ている。これもさっきと同様、撃ち下ろしになる。再び気づかれないようにスコープで捉えるまで匍匐前進で進み、首が見えたところでゆっくり引き金を引く。今度は即倒した。 鹿のところまで行ってみると若いオスで、弾は首の狙ったところに当たっている。ということは、さっきの失中はやはりガク引きが原因なんだろうね。難しいもんです。今日の鹿はそれほど大きくないので、背ロースと前足はその場で解体して、腿は皮付きのまま麓まで下ろし川に浸けた。 車まで戻るとY氏が待っていてくれて、こちらも2頭獲れたとのこと。よい正月休みでした。
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■ 1月2日 |
ここ数年、正月2日は鹿猟に出ている。明日は、毎年恒例の新年会があるので、鹿のタタキをお出ししたい。 朝一のボーナス期待で、とある砂防ダムに行ってみる。ダムに通じる道の鹿除けの柵を外して歩き出した途端、右手下を流れている川から鹿2頭が飛び出した。民家も近くのところで、まだ鉄砲に弾入れてなかったので見送るしかない。今年の山の神さんのお年玉は早すぎ。 さて、今日は新年だし天気もよさそうなので前回獲れた林道ではなく、鹿猟を兼ねた冬山縦走をして雄大な景色を眺めることにした。雪の量は麓では大したことはなかったのだが、高度があがるにつれ膝くらいまで積もっている。天気も途中から悪くなり、970mのピークでは曇り空でもちろん景色はがっかり。ラッセルしながら6時間かけて縦走しました。 さて、肝心の鹿はというと、新しい足跡や今まで寝ていた形跡はあるのだが、恐らく足音で気づかれたのだろう1頭も姿を見なかった。鹿は獲れなかったけど良い休日だったな。
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■ 12月23日 |
今日は、在庫が切れたジルのおやつを確保するため、何が何でも獲りたい鹿猟。祭日だがY氏は出猟していないようなので単独猟で。 朝一のボーナスを期待してめぼしいところを何箇所か回るが、世の中そう簡単にはいかない。 ということで、いつもの、がけ崩れで廃道になった林道を歩いて山を登る。雪の量はさほどなく、日が当たるところでは溶けている。途中、林にまだ新しい足跡を見つけたので追跡してみた。読みは良かったのだが、ちょっとした油断で気づかれて撃てなかった。 林道に戻りかなり登ったところで、林道から逸れて尾根道にはいる。この尾根を登りきると少し開けた斜面の上に出て、鹿はその斜面と林の境目で寝ていることが多い。足音に注意して慎重に進み、尾根を登りきったところで様子を見ると・・居ました。読み通り、斜面のすぐ上の木の根もとで、アタクシの気配に気づいた鹿がこちらを見ている。距離は30〜40m位。角の大きなオスだ。 ゆっくりゆっくり銃を挙げて、立射のままネックを狙い発砲!鹿は、即倒した。 たてがみも立派な三段角の鹿で、この山ではデカジカと言ってもいいだろう。弾も首を抜けていて、背ロースやモモはもちろん、前足も無傷のようだ。いや〜、今期の初日は長かったです。 さて、ここは山頂近くなのでこれを回収するのが一苦労な訳だが、今期からリュックをEberlestockに新調した。このリュックにはライフルを収納するポケットが作られていて両手が使えるという優れもの。実際使ってみると、その効果は絶大で、鹿を林道までは難なく降ろせた。 経験した方はお分かりだと思うけど、回収に銃は邪魔だからね。両手が使えるってすばらしい! ところが問題はその先で、ワタを抜いたにも関わらず動きません。あんたいったい何キロあんのよ。10m位動かしてはゼーハーゼーハ。これでは日が暮れてしまうし、雪で肉を冷やすことが出来そうなので、この場で解体することにした。でも地面に置いて解体すると、次の日、腰が痛いんだよね。 さて、肉をリュックに入れて山を下りるわけだが、アタクシが仕入れたEberlestockは一番お安いGunrunner Packにしたので思ったよりキャパが少ない。このクラスの鹿だと肘・膝先の骨を外しても一頭分ぎりぎりしか入らなかった。もしEberlestockを検討されている方がいましたら、Euro Packか、ちょっとお値段は張るけどTeam Elk Packのほうをお勧めします。 |
■ 12月9日 |
ジルママも言っているが、最近は朝から晩まで猟をすることがなくなった。ジルの様子を見ながらなんてジルのせいにしているが、アタクシの体力と気力の衰えの方がはるかに深刻のような気がする。 今日は朝一の池で出会いがあった。大きな池の奥に海鴨に混じってカルがいた。居鳥に撃つと一羽だけ被ってきた。二の矢、失中。三の矢で落ちたがなんかホバリングしながらの落ち方で完全に半矢。ジルと捜索に向かうも落ちたところがひどい藪でなかなか前に進まない。結局、1時間くらい探したが見つからなかった。 その後も2か所で出会いがあったが、鉄砲が当たらないため猟果なし。センスないね〜。ホント、嫌んなるわ。 |
■ 解禁 |
今年は解禁日からいろいろ忙しく、日曜日にやっと初猟に出かけた。 猟場は先月の風台風で木が何個所も倒れていた。朝一の池では写真の通り。杉なら分かるけどこれは大きなクヌギの木。すごかったんだな。 さて、解禁明けの日曜に獲物がいるわけがなく、撃てたのは朝2カ所目の池だけ。そうです。撃てただけで獲れてはいません。 そこ以外は、いても海鴨ばっか。おまけに昼過ぎに行った池で、草に隠れて見えなかった側溝にはまり右手と右足首をねん挫。ここでこの日の猟は終了。 ということで散々な一日でしたが、一時はあきらめた、ジルと猟ができている事をしみじみ思いながらの一日でした。 |
■ 京北射撃場 |
猟期前のスコープ合わせに京北射撃場にいってきた。 たいして狂っていない事は分かっているんですけどね。気持ちの問題。 さて、これで準備完了。今期の猟運やいかに。 |
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