私が射撃に使っているのは、スキートもトラップもミロク製の上下二連銃である。
ミロクは日本が世界に誇る銃器メーカーであり、デザインはベレッタやペラッチに比べると少々やぼったいが、精度が高く、とにかく丈夫に作ってある。(車といっしょかね)
私の銃は2丁とも中古品だがまだまだ何万発も撃てる。
スキート銃が5000シリーズという銃で、シンプルなデザインが気に入っている。 私の場合、身長が180cm以上あり、腕も長いので通常の銃床では短すぎてしまう。 そこでこの銃は銃床を2.5cm足してある。 結構古い銃なので、現在ではほとんど作られていない平行銃身の二連銃で、グリップが細身で握りやすい。
トラップ銃は6000シリーズで、ミロクのラインアップでは廉価版である。ほんとは、トラップ銃も5000シリーズがほしかったのだが、中古がなかった。(新品なんてとてもとても) この銃も銃床を3cm足してあり、普通の体格の人が構えると頬付けができない。
さて、銃の価格というのはピンキリである。
ミロクに限って言うと、銃の価格帯は新品で30万位から数百万まである。
値段はどこで決まるかというと、多くは銃床の木の材質と、機関部に施された彫刻の違いのようである。
すり合わせの精度も少しは違うようだが、銃身の材質や機関部のメカニズムについては基本的に一緒なので、廉価版でも高級品でも命中精度は変わりない。(ベレッタやペラッチなどの海外のメーカーでは、機関部の構造や銃身の作りの違いでいくつかのバリエーションがあり、ク゛レート゛によって値段が変わる) 単身銃でも水平二連でもクレー射撃は出来るが、クレー射撃をしている人が使う銃は大半が上下二連銃だ。
上下二連の利点は多々あるが、銃床のつくり(角度や高さ、ベントとかキャストとかいう)が各種目専用に作られていて狙いやすくなっていること。 銃自体のバランスがよく、また重いので反動が少なく二の矢が撃ちやすい。 銃身一本に弾が一発入っているので、二の矢が撃てなくなるトラブルが少ない。 銃を折れば暴発がなくなるので取扱が簡便。 弾が入っているかいないか、他の人が確認しやすく安心してプレーできるなどだ。
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