下に行くほど古くなります。

2月25日 終猟

泣いても笑っても、今日が今期最後の出猟。

鹿猟は今まで3回出猟して、3回Getと絶好調なので、当然、今日も獲る気満々で、先週獲れた山に入る。先週、鹿を大量目撃したことから、今回は、Y氏と2人で同じ山に入ることに。

いつもの様に山を進み、谷が放射状に分かれているところで、Y氏と別れて進む。Y氏の引きの強さを鑑み、先週、鹿が沢山いたところを、Y氏に入ってもらい、私は今まで行っていなかった方向へ行くことに。

Y氏と別れてすぐに、Y氏が登る山から、鹿の警戒鳴きがきこえてきて「今日もおるやんか。」とほくそ笑む。

私は、尾根に出て山頂に向って猟をするが、鹿はいない。一旦、谷に降りて、今まで入ったことの無い山に入り、尾根から猟をするが、この山は新しい鹿の形跡が少なく、どうも期待薄だ。
尾根伝いに猟をして、沢に降りる。この沢を進めば、方角から車のほうに出るとふんで、沢伝いに進み猟をする。

かなり長い距離を進んだが、どうも山の深いところに進んでいるような気がする。
コンパスを見たら、東に進んでいるつもりが、北に向っているようだ。

山で迷ったら、しんどくても高いところまで登るのが鉄則!
一番高いところまで行ければ、周りを見渡せるので、おおよその自分の場所が地図で確認できる。

ヒーヒーいいながら、斜面を登り、尾根に出て周りを見渡すと、予想よりだいぶ北に進んでしまったようだ。
このあたりの山は、同じような起伏の連続なので、自分の今いる尾根が、地図のどこかはさっぱりわからない。

ここで鹿が獲れても、回収は困難と判断し、猟は中断して脱出することに。最悪でも道路に出るように、南に進む。

沢や斜面が結構きつく、ここで足でも挫いたらホントに遭難しかけないので、冷静に進む。
山を、3つくらい越えた尾根で、やっと里が遠くに見えた。もう1山越えたところで、自動車の走る音がかすかに聞こえてきた。どうやら、遭難しないですみそうだ。

どうにか里に下りて、民家で住所を確認したら、車を置いた場所から、完全に一山超えた里に出てしまったようだ。(皆さん、人間の方向感覚なんて全くあてになりません。山は怖いです。)

ここから車まで、5kmくらいある。タクシーなんて通るわけないし、鉄砲持ってバスに乗るわけにも行かないので、擦違う車から、怪訝な目で見られながらエッチラオッチラ道路を歩く。

山に入ってから3時間半かけて、やっと車までたどり着く。ぬれた服をきがえて、バナナを頬張り、人心地ついたところで、Y氏が山から降りてきた。Y氏は発砲していないようで、どうやら今日は鹿がいないようだ。

まだ時間があるので、場所を移動して、再び猟、再開。Y氏とは里を挟んで反対の山に入る。

しばらくしたら、Y氏が入ったほうから、銃声が1発きこえた。待っていてもシーバーから何も聞こえないので、どうやらダメだったようだ。尾根を進んでいたら、下のほうで犬が鳴いているのが聞こえる。さらに進むと人の声もし始めた。

どうやら、別のグループが入ったようなので、山を降りる。道に下りると、グループ猟の人たちが、犬を呼び戻している。話を聞いたら、最初我々が入ったところから、犬をいれようとしたらしいが、猟師の車があったので、別の場所から犬を入れて、この里で回収したそうだ。なので、すでにここは犬が入った後だった。Y氏もすでに降りていて、銃声はY氏ではなかったようだ。
終猟がボウズなのもなんだが、すでに今日の分の足を使い切ってしまったのでここで終了。

今期は終わりです。いやー、よく遊びました。事故も大きな怪我もなく満足な猟ができました。

Y氏には毎回お付き合い頂き、ありがとうございました。来期も宜しくお願いします。

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鹿の通り道 

2月18日 今期3頭目の鹿

昨年から、鹿、猪猟に限って(なんで限るんだッ)2月いっぱいまで猟期が伸びたので、今日はY氏と鹿猟に。終了まで日曜日は2回あるので、今回獲れなかったら来週も出猟する予定。

今日はあいにくの雨だが、今年は今のところ2回出猟し2回とも獲っているので、今日も朝からすでに獲れたつもりでおり、行きしで鹿の解体場所の下見をしながら猟場へ。

今までは、川原に寝かせて解体していたので、1頭解体すると腰が痛くてたまらなかった。なので、今日は木に吊るして解体しようということで、川原に都合の良い木が生えている場所を探す。

まあまあのところが見つかって、いよいよ山に入る。今日は、前回獲れた山から始めることに。今回は、地形が大体判っているので、冷静に猟ができる。

当たりをつけた沢を、尾根に向っていく。ここの、頂上に少し広くなった場所があり、前回はここに鹿が寝ていたので、慎重に進むが、二匹目のどじょうはいないようだ。

しかしこれからが、今日の鹿大量目撃の始まり。

尾根の一番高いところかけては、背の低い潅木が生えており、鹿が隠れるのには良い場所が続く。10mほど前に段がありそこの先が見えないのだが「なんとなく、ここはくさい」と慎重に進み、目の前が開けたところで、一旦止まって様子を見ようと考えた。(考えただけで止まっていない)だが、目の前にある木がなんとなく邪魔なので、一歩前に出たところで2頭出た。

この1歩のせいで、挙銃が遅れて撃てない。自分の勘が当ったのに撃てないくやしさ。なんで進んでしまったのかと後悔する。(猟なんて後悔の連続ですよ、ホント)

鹿は警戒鳴きをしながら、尾根を登ってしまったので、尾根を下りながら猟を続ける。

しばらく進んだら、30mくらい前の茂みから2頭でるが、これは見通しが悪く発砲できなかった。

車をおいている所から近くなったところで、50mくらい前をオスが2頭、私の前の尾根を横切る。スラッグなら躊躇なく発砲するところだが、今は00バックを込めているのでこの距離ではムリだ。
鹿は、私に気づいていないのか、はたまたナメているのか、走らないで早歩きしている。とりあえず、気づかれていないことを期待して、後を追おうとしたら、里側の斜面の下から、メス3頭が、下の山道方向に飛んだ!

しまった。もっと注意していれば撃てたのにと、今日2回目の後悔していたとたん、鹿が飛んだ方からで銃声がした。

Y氏が車に戻っていてくれたか、と期待して山を降りていたときに、シーバーにY氏から鹿を仕留めたとの連絡が入る。さすがY氏、ウサギに続いて強い引きを見せてくれた。

今回は、1〜2歳くらいのメスで、前回の大物に比べたら、半分くらいの重さしかないが、肉は当然こちらのほうが旨い。

下見をしていた解体場で、ランクルのウインチを使って木に吊るして解体する。慣れないので少し手間取ったが、腰は楽だし、肉も汚れないで、解体できた。

解体が12時過ぎに終わったし、腰も楽だったのでもう一度山に入ることに。

今度は前々回にY氏が獲った里沿いの谷に行った。去年、この里の人と話したときは、この谷にはもう何年も猟師は入っていないとの事だったのだが、今日はグループ猟の猟師が先に入ってすでに犬を放していた。
猟師に、谷の反対の山は入ったのかどうかを聞いたのだが、なんだか要領を得ないので「入りますよ」とことわってから山に入った。

頂上まで登る途中で、グループが入った山で犬の鳴き声がし始めて、銃声が散発的に聞こえた。
犬はこの山には入っていないようなので、ほっとして猟を続ける。尾根を一山歩いたのだが、鹿の形跡はいたる所にあるが、肝心の鹿の気配がまったくしない。
おそらく、さっきのグループが犬を入れていたのだろう。結局、鹿を見ずに山を降りたら、しばらくしてY氏も降りてきた。やはり、鹿はいなかったようだ。

雨は強くなるし、今期最後の入山で満足な猟ができなかった。Y氏も同じ思いにようで、来週も出猟することにした。(ママさん、お許しを)

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1歳のメスジカ

2月12日 最後の鴨猟

昨年から、猟期が2月いっぱいまで延長されたが、鹿、猪以外を対象とした猟は2/15まで。

なので、師匠Y氏との鳥猟は今日が最後。せめてボウズは避けたいが、昨日が日曜日だっただけに、ほとんどの池には、おそらく昨日猟師が入っているだろう。

あまり期待せずに、鴨池回りをしていたら、3つ目の池でアオクビのつがいが出た。しかし、2人とも失中。
貴重なアオクビ、ましていいコースを飛んでくれたので、自分のヘタさかげんに腹が立つ。

ここが今日のクライマックスかな、などと話しながら次へ。

次の池は2つ並んでいる池で、手前の池は、木下によく鴨が隠れているので、石を投げるが何もでない。

半ばあきらめ加減で、隣の池を覗いたら、アオクビが3つ浮かんでる。
まず、居鳥を1羽撃って、残りが立ったところを1羽落とす。2羽ともまだもがいているが、完全にひっくり返っているので安心したのが油断、1羽が復活して潜ってしまう。

そんなに大きい池ではないので、潜ってもすぐ出るだろうと思ったのだが、全く見つからない。ジルが反応しないので、陸には上がっていないのだが、いくら探しても回収できず。結局2時間位探したのだがダメ。きちんと留めを撃たなかったことを後悔する。

いくらなんでも、もう今日はダメだろうと思っていたら、今日はここと思う池に、ことごとく鴨がいた。

結局、この後アオクビ4、カルガモ1、ヒドリ1、コガモ1を獲って、羽処理がてら半矢で回収できなかった池に行く。

池の奥を探したら、なんと朝のアオクビが隠れていたではないか。
鴨はまだ元気で、逃げようとしたのであわてて捕まえる。一旦あきらめた鴨が回収できることはめったにないので、これは嬉しかった。

半矢のアオクビに、ジルがどういう反応をするか田んぼで鴨を放したら、なんとジルは、鴨に遊んでポーズをしている。
鴨が大きいので、興奮しているのか、はたまた鴨を自分と遊んでくれる動物と思っているのかわからないが、鴨を噛んで止めを刺すなどとということはしなかった。まだ、子供なんだな、と再認識する。

この後、羽の処理をする。
いつもは、至福の時間なのだが、さすがに大物3羽を含む4羽となると、指はつるし、日は暮れるしで結構つらかった。

この間ジルはケージで寝てたが、しばらくY氏とお別れなので、最後に遊んでもらったよ。

しかし、猟期の最後になって、猟場が活気づくなんて・・。地球温暖化を鑑みて、猟期を半月ずらせたら思う、終猟だった。

さあ、来週は鹿猟だっ!

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今日の猟果 アオクビ5、カル1、ヒドリ1、コガモ1 カルガモとジル

2月11日 ウサギGet

今日は、再び山本さんとウサギ撃ちに。今日が最後のチャンスなので、今度こそ、ウサギを楽しみに待っているY氏のご子息へのおみやげ確保しなければ。

山本さんとの、待ち合わせは10時なので、その前に鴨猟を少し。時間は短いが、自信のある池ばかりを回るので、これはこれで楽しい。

いくつかの池を回って、先々週に偶然見つけた、新しい池を見てみる。
ここは、道端の大きな池で、ちょっと見鴨がいたためしはないのだが、実は池の奥に見えない入り江があったのだ。入り江には波紋が立っていて、何かいる。
Y氏と二手に分かれて池に近づいたらアオクビが5つ出て2つ落とせた。
幸先良いので、今日はウサギも獲れるような気がしてききたぞ。

山本さんと合流してウサギの猟場に移動。いつものようにゴとロクを山に放してウサギが起きるのを待つ。

しかし猟期もここまで来ると、山本さんが撮り尽くしたか、犬は全然反応しない。
山を上に移動しながら、犬を入れていく。ついに山頂近くまで登ってしまい、ここでダメなら今日は厳しいと思っていたら、やっと犬が鳴きだした。

山本さんに、下の山道まで降りるように指示されたのでY氏と転がるように斜面を下りる。山道まで出たら、全く犬の鳴き声が聞こえない。山本さんも来ない。Y氏と「どうすればいいの、私たち。」と暫し途方にくれる。
ちゃんと指示を聞いてくれば良かった。とりあえず、山道沿いで待ちをすることにした。私は少し山道を登って、獣道があったのでそこを見張ることに。

しばらくしたら、犬の鳴き声が聞こえてきて、私の前を、ゴとロクが通ったが、ウサギは見えなかった。鳴き声が遠ざかりまた待つことに。

ウサギは、犬に追われても自分の縄張り内から出ないので、待っていればまた戻ってくる。しかしこの時期は、ウサギが少ないので縄張りが大きいために、戻るまで時間がかかる。

再び犬の鳴き声が聞こえてきたが、私の場所より少し下で、Y氏の近くを通るかなと、思って待っていたら銃声が2つした。犬の声も変わったので、Y氏のいるほうに移動すると、Y氏がウサギを獲っていた。さすがに引きが強い。

ロクに取られない様にウサギを持って、山本さんを探しに山を登ると、山本さんが犬を呼び戻す声が聞こえてきたので、無事、合流できた。

今日のウサギは、山本さん曰くかなりの大物との事。川端で解体し、肉は我々が戴き、毛皮は山本さんに。なめしてジャンパー裏にするそうだ。

ゴとロクは、車に乗ったらすぐに寝てしまった。ご苦労様でした。

明日は、ジルの出番だ!

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朝一のアオクビ ウサギを求めてLet's Go!

今期、最初で最後のウサギ ごくろうさまでした

 2月4日 再びジャム

 今日はY氏が仕事なので、ジルと二人で出猟。

このあいだ、Y氏とも話したのだが、ジルの行動がヒートの前後でなんとなく変わった。

今までは、山で放すと、ノーリードで走ることが嬉しくてたまらなく、体力の続く限り走っていたが、このごろはアホみたいに走ることはなくなった。自分の体力を考えて使っているというか、ペース配分しているような感じがする。

また、猟場を移動するとき、ゲージに入れて車を発進させると必ず鳴いたのだが、ヒート後は全く鳴かなくなり、ここんところ、猟場でジルの鳴き声を聞いていない。と言うか、ジルは家でも鳴かないけど。(ジルママ曰く、一緒に遊んでいるワンチャンが自分の思いどおりのテンションで遊んでくれないと吠えるそうだ)

顔つきもなんとなく大人っぽく変わってきて、メスには、ヒートがとても大きく影響することを学んだ。避妊する前に、一回ヒートを来させておいて良かったと思う。

さて、今日は、前回、雉を噛んだことから、雉にポイントすることを夢見て、雉場回りを多くする。

しかし、猟期も終盤になってくると、猟場の雉は獲りつくされた感があり、肝心の雉は全くでなかった。
まあ、今期はジルが猟に慣れてくれればよく、ポイントは来期の楽しみにとっておきましょう。

今日は、鴨との出会いも1度だけで、木の葉にカルが隠れているのが見えたので、1発撃ったら、つがいで出た。

コースも理想的!もらった、と思って引き金を引いたが、弾が出ない?

ゲッと思って銃を見たら、前回に続きまたジャミングだ。弾が引っかかってボルトが閉まらない。あわててボルトを引いて弾を込め直したが、時すでに遅く、鴨は遠くに行ってしまった。

ただでさえ、機会が少ないのに、悔しさと疲労感がドッとのしかかる。

今回は、初矢を多少あわてて引いたので、銃がしっかり肩についていなかったのも原因にあるだろうが、弾が詰まるのはいつも3インチマグナムなので、おそらく弾が長いために引っかかり易いのだろう。ポンプ式の銃への買い替えを本気で考える。

しかし、私に運がないのか、鴨が強運だったのか。いや、昨日、厄払いに行ったので、発砲しなくて良かった何かがあったのだろうと、前向きに考えることにしよう。

猟の途中で、野いちごが群生しているのを見つけた。私は甘酸っぱくてすきなのだが、ジルはふつうのいちごは好きなのに、野いちごは見向きもしなかった。

3時過ぎにY氏から電話があって、仕事が終わって息子のKくんと猟場に近い三草山に来ているというので、アイスがおいしい西山牧場で待ち合わせ。久しぶりにKくんとも出会え、アイスも少し貰ったジルはうれしそうだった♪

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 猟場の野いちご

1月28日 雉を噛む

今日もY氏と出猟。前回のコースでは、出会いが少なくなっていることから、今日は今までとは違ったコースで回ることにする。

朝一は、通称山本池と呼ばれている、今年調子の良い池からはいる。ここは、池が大きいので、Y氏と池を挟んで攻略している。

Y氏が位置につく電話を待っていたら、私の真上にカルが2羽出てきた。撃とうかどうしようか迷ったのだが、Y氏も位置についてないし、おそらくまだ居るだろうと思って見送る。
Y氏から電話が入り池に近づくと、ヒドリのつがいが出た。気づかれたのが早かったが発砲するも、当然失中。しばらくして、Y氏の銃声が聞こえた。

Y氏と落ち合って判ったのだが、このときY氏が撃ったのはアオクビで、ヒドリには気づかなかったらしい。
おそらく、私が水面を確認で来る位置に行く前に飛ばれたのだろう。
ここでの猟果はなかったが、鴨がいたことでひとまず満足する。

9時前位に、車で移動中Y氏が、池端の田んぼに雉がいるのを発見し、あわててバックする。雉を迂回して、2人で挟み撃ちに。

雉を確認できる場所についても、雉はY氏の気配を察したようで、私には気づいておらず、1発でGetする。

ところが、脇の池に鴨がいたらしく、Y氏が合図をしている。
とりあえず、雉を踏んで、銃を構える。Y氏が撃ったら、私の脇にヒドリが2つでたので、引き金を引いたが弾が出ない。銃を見ると、薬室に弾が引っかかっていて、ボルトが閉鎖していない。

自動銃の宿命のジャミングだ。

銃の掃除は正月に1度したので安心していたのだが、今年はマグナム弾を使っているので起こったようだ。残念だが仕方がない。

さっそく、ジルに雉を噛ませることに。最初、初めての雉に警戒していたが、少しあおってやったら、カプッと雉を噛んだ。
充分噛ませてやろうと見ていたら、羽を毟って食べ始めようとしていたので、あわてて取上げて、腸と肝を食べさせる。

ジルは、腹を割っていない鴨には興味を示さないが、雉は食べれると思っているようだ。やはり、腹を割ったコジュケイを食べられたのがまずかったか?へんなクセがつかなければ良いが。

今日このあとの猟は、アオクビのつがいを半矢にしてしまい、池の潜られて回収できず。猟期もここまでくると、良い鴨との出会いが少ないので残念だ。

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今期2羽目の雉 ジル雉を噛む

1月21日 現場復帰

ジルの生理休暇も無事に終了し、約1ヶ月ぶりに職場復帰。

夜明けから池をまわる。いくつかの池でコガモやヒドリのつがいに出会うが、早くに感づかれて飛ばれたり、池の奥に飛ばれたりとなんとも出会い方が中途半端で、発砲できない。

鴨池回りを中断し、ジルに小鳥などを噛ませようと雉場へ行く。
ここは以前コジュケイが獲れた場所で、今日も遠くでコジュケイが鳴いていて良い感じだが、鳥の姿が見えない。キジバトでもヒヨドリでもと思って渉猟したのだが、鴨池に行く途中などはキジバトなんか沢山見かけるのに、いざ撃とうと思ってるときは全然いない。
まあ、世の中こんなもんかなと。

ジルも沢山走って満足したようなので、再び鴨池に。

途中でY氏の知り合いの猟師H氏に出会う。この人も今年からブルトンを使っていて、愛犬のバディは、ジルより1週間遅く生まれたにもかかわらず、雉も出すし、鴨の回収もするとの事。ジルは生理休暇があったとはいえ、かなり差をつけられている。

ジルよ、このままでいいのか?

でも、責任は飼い主にあり。話を聞くと、H氏は比較的田舎に住んでいて、家のすぐそばに雉がいるそうだ。なので、朝の散歩の替わりに、解禁まで毎日、雉に当てていたそうだ。やはり経験の積み重ねが大事なのだと改めて実感する。あせるつもりはないが、私も見習なければ。

H氏も、我々同様、今猟期が、今までで1番鴨が獲れていない様だ。きっと暖冬のせいで、北から渡ってきていないのだろうと言うことで、意見が一致する。
今日なんかは、もうすぐ2月だというのに、ちょっと山を登っただけで汗ばんでくる陽気だ。なんか、地球がとんでもないことになってるんではないかと思ってしまう。

H氏と別れて猟場を回るが、鴨にも雉にも出会いはなかった。今日は、鳥に向けて発砲していない。
いくらなんでも、こんな日は初めてだ。

おまけに、今日最後の池で、事件発生!

この池の入り口は、養護施設のすぐそばにあるのだが、猪よけネットの中に猟場があるので、ジルが施設に飛び込む心配はしていなかった。猟が終わって出口に向っていたら、施設の子供達が外の道でマラソンをしていた。ジルは子供達が気になってしょうがないが、ネットに阻まれて外に出れなかった。ところが、なんと入り口のネットを押し倒して外に出てしまった。

ヤバイ!とってもマズイ!
この子達には、じゃれつくジルも、猛り狂う猛犬に見えるだろう。子供達の逃げ惑う姿が目に浮かんだ。

でも、ジルは日ごろのしつけの成果か、飼い主の焦りを察したのか、呼んだらすぐに戻ってくれて、大事には至らなかった。もちろん、思いっきり褒めまくった。

いや〜、それにしても焦った。やっぱ実猟犬は、まず呼び戻しが第一と実感した日だった。

しかしこのネット、ジルでも倒せる入り口で、猪に効果があるのだろうか?

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賢いバディ この柵です

1月14日 トリガーハッピー

今日は、大久保射場での射撃仲間と、小野方面で鴨の共猟。我々を入れて総勢9名。

朝7時の待ち合わせだったのだが、場所がわからず私とY氏はやや遅れて池に到着したが、すでに堰堤の下には他の人達が銃を構えて待機していたので、ここは見学することに。

池の奥で、勢子役が発砲。5羽の鴨が堰堤に被って飛んできた。6人がいっせいに発砲したが、落ちたのは1羽だけ。

皆、腕前は私とどっこいどっこいだなと、なんとなく安心する。

大勢での猟なので、大きい池限定。3つ目の池で、1人が発砲したら、3羽の鴨が出た。かなり高いところを飛んでいたので、私は見送ったのだが、とにかくトリガーハッピーな人ばっかりで皆、撃つ撃つ!20以上の銃声がこだまして、なかなか壮観でした。(鴨は獲れませんでしたけど・・)

この後回った池で、いくつか池が並んだ猟場で、手前の池で発砲したら、奥の池から出た鴨が我々の上に。このときも乱れ撃ちだったのだが、落ちた鴨はコガモちゃん1羽。大山鳴動してコガモ一匹てとこですか。でも皆楽しそうだ。

この後、ある池でコガモが1羽落ちたのだが、犬がいないので人力での回収を試みる。

ところが、この池は、ルアー・イーターの池だったのか、私がカモキャッチャーを投げたら、浮きが取れてしまう。しかたなく他の人がカモキャッチャーを取り出し、投げたらこれまた浮きが取れてしまう。今度は、Y氏がルアーを投げたら糸が切れてルアーは池の真ん中に。しかたなく風で鴨が岸に流れるのを皆で待つことに。

まあ、ここにジルがいても回収には行かなかったでしょうが。

共猟最後の池では、キンクロハジロが2羽浮かんでいた。普段なら撃つことはないのだが、今日は我々も発砲。Y氏と私とで落とせました。

結局、共猟の結果は、マガモ1、コガモ2、ヨシガモ1、キンクロハジロ2でした。

我々はまだ時間があったので、他の池を回ることに。

ある池でハシビロガモが3羽出て、3羽とも落とせた。

Y氏と二人で「なかなか良い猟の閉め方だな」などと余裕こいていたのだが、堰堤に落ちた1羽は簡単に回収できたのだが、残り2羽は風で池の奥に流されてしまう。堰堤からカモキャッチャーを投げたがとどかないので、池の反対側に回ったが、藪がすごくて竿が振れない。無理やり投げたら、またしても浮きが取れてしまった。

ここで風も止んでしまい、鴨は池の真ん中で浮かんでいるが、なすすべがない。日が落ちてあたりは暗くなり、鴨も見えなくなってしまった。

喜んだのも束の間。なんとも画竜点睛を欠く猟になってしまった。(ジルがいたら回収したかな?しないだろうな〜)

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1月8日 ウサギ猟

今日は、大久保射場の山本さんにウサギ猟へ同行させてもらう。

山本さんは狩猟歴50年以上の大ベテランで、若い頃は大物や鳥猟もやったようだが、今はビーグルのゴ号(五月生まれ)とロク号(六月生まれ、ゴの父親)を使ってのウサギ猟専門だ。

じつは、去年も連れて行ってもらっており、このときはY氏が1羽仕留めた。

ウサギがいることも驚きだが、ウサギを専門にやっている人がいるのはもっと驚きだ。

ウサギ猟は完全に犬次第。猟師は今までの経験や、ウサギの痕跡(ウサギは葉っぱの根元部分を食べるので、ウサギが食事した後にはひっくり返った葉っぱが落ちている)から、ウサギがいそうな山に犬を連れて行き放したら、あとは犬がウサギを起こすのをじっと待つだけ。

日本の野ウサギは、穴を掘らないらしく昼間は草叢で寝ている。犬は、残っているウサギの臭いを頼りに、居場所を突き止める。
ウサギが起きたら「山の声楽家」の別名を持つビーグルは独特の啼き声で吠え立てながらウサギを追跡し、猟師はウサギの通り道に先回りして仕留めるわけだ。

ウサギを追う犬は色々いるけど、啼きながら追うことと、1時間でも2時間でもウサギを追い続ける体力と根気があることで、やはりビーグルが1番だそうだ。

ウサギの肉は淡白でとてもおいしい。Y氏の息子さんは前回のウサギがえらく気に入ったらしく、今回もウサギ肉を待っているらしい。

10時過ぎに犬達を放して待つこと約1時間、犬がウサギを起こして啼き始めた。

谷の上部にY氏、中間部に山本さん、一番下に私がスタンバイした。私の近くに犬が来るが、ウサギの姿は見えない。
犬が通り過ぎたところで、私の上で待っていた山本さんが発砲した。

このときは、犬達はまだ追跡をやめていなかったのだが、しばらくして犬の鳴き声が止んだので、山本さんの所へいったら、どうやらウサギは半矢だったらしく、ロクがウサギを噛んで何処かに持っていたらしい。

前回Y氏がウサギを仕留めたときも、山本さんがロクより早くウサギを確保するように言っていたが、ロクはウサギを何処かに隠してしまうクセがあるようだ。

ロクにつけたマーカーで、居場所は大体判るのだが、その場に行こうにも、藪がすごくて進めない。
しばらくしたら、ロクが顔中泥だらけだけど、とても幸せそうな顔して帰ってきた。犬が隠した獲物はまず見つからない。

残念だが、別の場所に移動する。

今度は犬を放して15分ほどで、ウサギが起きた。3人がそれぞれの持ち場につく。

ウサギは追われると、自分の縄張り内を回って逃げるので、待っていれば何度かは戻ってくる。私は山の頂上の尾根で待っていたのだが、犬が2回ほど私の前後を抜けていったが、ウサギの姿は見れなかった。
犬達は、途中何度か、ウサギにまかれながらも、1時間以上追跡していたが、今回はウサギのほうが1枚上手らしく、猟師が撃てる所へは出てこないので、山本さんが犬を呼び戻した。

もう今日は、犬がへばってしまっているので、ここで終わり。

喫茶店でお茶を飲んだ後、今期また連れて行ってもらうことを約束して、山本さんと別れた。

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猟場のゴとロク ウサギの食事後とフン

泥だらけのロク お疲れのゴ

1月7日 大雪

今日もジルは生理休暇中なので、今回もY氏と2人で出猟。

今日は朝から雪。それも横殴りの吹雪で、道も完全に雪道になっている。

今日も夜明けから鴨池を覗くが、雪で全然鴨が見えない。雪の日は鴨はどこでどうしてすごしているのか、池は静かで鴨の気配は無い。
Y氏と「雪の日の鴨は池にいないのかな〜。今までどうだったっけ」などと話していたが、Y氏の好きな池で、アオクビのつがいが出る。我々が鴨に気づくのが遅れたため、2人とも失中する。

鴨は獲れなかったが、雪の日も鴨が居る事が判ったのでなんとなく安心する。

他の猟師も良く知っているので、今まで行かなかったが、今日は雪なので、猟師いないだろうと、大きな池に行ってみる。
期待はしていなかったが、池を覗いたら鴨が2つ浮かんでいる。雪で見難いが、ちょっと見はアオクビに見える。
すかさず発砲したら、通常なら飛んで逃げる鴨が池の奥に下りる。「半矢の鴨かな」と思って田んぼを走ったら、飛び立ったので、Y氏が1羽落とした。

回収してみたらスズガモ。これで、おかしな動きをした訳がわかった。
海ガモを獲るのは久しぶり。きっと海が荒れていたので、内陸に逃げてきたのだろう。

午後からは天気も回復、今日一番期待している海が荒れているときに良く鴨がつく池に。
この池は大きく、かつ池の奥にしか付かないので2手に分かれての猟となる。

堰堤下にY氏がスタンバイして、私が池の奥から慎重に池が見えるところまで進んでいく。

いつもは、撃てる場所まで行く前に鴨に気づかれてしまうが、今日は池が見えるところまで来ても鴨が立たない。
「今日はいないかな」と思ったところで、鴨が羽音と共に飛び立った。
アオクビのつがいだ。距離は20m位。2発で2羽落とせた。

前回に続き今回もアオクビGet♪今年は調子がいいゾ。明日はうさぎ猟だっ。

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今日は雪の出猟 今日の猟果アオクビです

1月3日 初猟は大猟

ぶるとんジルにお越しいただきました皆様、明けましておめでとうございます。

あるとき思い立ってジルのHPを作って、早3ヵ月。今年も内容の充実に、日々努めていこうと思っておりますので、ご愛顧の程、宜しくお願いします。

さて、今日は今年の初猟、なのにジルはヒートのど真ん中。よって、師匠と2人で出猟。

いつもの通り、夜明けから鴨池を回る。
3つ目の池でコガモが6つほど出るが、2人ともなんとなく、でも阿吽の呼吸で発砲を控える。
やっぱり今年の初発砲がコガモ相手ではね〜、と言った感じ。

その甲斐あってか、午後最後の池でマガモと出会う。ここは去年から期待していた池で、ついに今年本領発揮したようだ。

かなり大きな池なので、端と端から池を覗く。私の場所からは、見えなかったが、Y氏が鴨がいることを合図している。

私が、銃を構えたのを見て、Y氏が発砲。15羽位のマガモの群れだ。飛びたち際で2羽落とす。鴨は、一旦、向こう側に飛んでから、堰堤にかぶってきたが、池が大きいので、我々の方に来たときは、すでに、かなりの高さに上がってしまっていて発砲できなかった。

でも、今年の初猟果がアオクビのつがいというのは、幸先がいい。

その後、車で池を回っていたら、雉が田んぼの土手を登っているのに出くわす。

今猟期、初めての雉!
あわてて車を停めて、田んぼの土手を駆け上り銃を構えたが、いるはずの雉がいない。あたふたしていたら、畦に雉が顔を出して、我々に気づいて飛び立った。すかさず発砲し羽が散ったのが見えたが、半矢らしく藪に逃げられてしまった。

残念、よりによってジルがいない時に雉の半矢が出るなんて・・。

気を取り直して、再び猟を続けていたら、山道に雉が立ちんぼしているのをY氏が見つける。
またあわてて車を停めて、銃を取り出したところで、雉はボサに逃げてしまった。
Y氏の指示で、私がボサの反対側に回って待機して、Y氏がボサを捜索したら、私の背後で雉がフラッシュした。振り向いて撃ったところ、派手に羽が散ったのだが雉は滑空を続けて、向い側の竹林に逃げてしまった。

Y氏と2人で雉が降りたあたりを捜索したが、中々雉は見つからない。こんなときにジルがいたら、と今日2回目の無いものねだり。
半分あきらめかけたときに、竹林に横たわる雉を発見できた。

今期初の雉Get♪羽は、ジルに臭いを覚えさるために持ち帰えることに。

今年の初猟は、狙っていた獲物を獲ることができて、幸先のいいスタートとなった。

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今年の初猟果はアオクビ♪ 今期初の雉

12月29日 今年の終い猟

今日は、今年の終い猟。もう、今猟期も半分が終わってしまった。

なのに、ジルはヒートの真っ只中、Y氏は仕事なので、一人で出猟。一人だけでの出猟は、ほんと久しぶりで、なんか寂しい。2年前までは、ずっと一人での猟だったのに、習慣とは恐ろしいもんだ。

今日も夜明けから鴨池を回る。4つ目の池で、カルガモが1つ出て、1発撃ったが失中、鴨に池の反対側に飛ばれてしまい、二の矢は引けなかった。

結局これが今日のクライマックで、私がルーチンにしている池での出会いはこの1羽だけ。暮れの休みに入った人たちが、出猟していたのか、鴨が全然いない。

なので、久しぶりに小野方面に向かう。

その甲斐あって、2つ目の池でヒドリが4つ出た。先頭のオスを狙ったのに、なぜか後ろのメスが落ちる?(よくY氏に先頭狙わなきゃダメだよ。と言われます。狙っているんですが・・)

銃が振れていない証拠。こういう時って、鴨が獲れたことは嬉しいのだが、けっこう落ち込む・・。センスが無いんでしょうかね?

まあ、今猟期もここまで無事に過ごせました。来年も無事故、無違反で猟を楽しみましょう。

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今日の猟果のヒドリガモ 

12月24日 初めての鹿

鳥猟を2日続けても芸が無いので、今日ジルは家でお留守番させて、Y氏と共に鹿猟に出猟。

今回も養父市の、前回Y氏がGetした山に入ってみる。また、獲れたときの打ち合わせをして、別々の山へ。

00バックをフルロードして、慎重に捜索を開始するが、木の葉が落ちた山は、前回と見晴らしが全然違う。
当然、鹿からも丸見えな訳で、尾根を捜索していたら、対面の斜面の鹿に見つかり、しつこく警戒啼きをされてしまう。

午前中、山を歩くが鹿との出会いは無く、一旦山を降りる。Y氏もすでに降りていて、こちらも出会いは無かったようだ。

午後は、前回の猟で鹿の気配の濃厚だった、別の谷に行ってみた。ここでもY氏と別々の山に入る。

私は、斜面についた鹿の足跡をトレースして、足跡が散ったところから、山を登り始める。さすがに、2つ目の山はしんどくて、裏腿の筋肉がぴくぴくいいだす。

尾根まであと30m位ところで、草叢から何かが飛び出した。
鹿だ!それも2頭。挙銃した瞬間には、2頭とも尾根の向こう側に飛んでいってしまった。

いや〜、逃げ足の早いのなんのって、Y氏はよくこんなのに発砲できたなと感心する。

気合を入れなおして、尾根に上がり、もう一つ山を越えようかと考えたが、裏腿が限界に近いので、そのまま尾根を歩いて鹿を探すことにする。

しばらく進んだら、前方で何かが動いた。銃を構えて、近くの木にもたれかかり、木化けして様子をみる。

何かが出てきた。立派な角を持った鹿だ!距離は35m位か。

鹿も私に気づいたようで、立ち止まってこちらを見た。鹿と目と目が合った瞬間、発砲した。
充分な手ごたえを感じたが、鹿は飛ぶようにして森に逃げる。二の矢、三の矢とかけるが、鹿は森に逃げていった。

はずしたのか?しばし放心状態になる。

でも、2発目、3発目は別としても、初矢には確かに手ごたえがあった。

気をとりなおして、鹿の後を追う。溢れるアドレナリンが筋肉を制御しているのか、裏腿もなんとも無い。

しばらく走ったら、前方で何かが動いているのが見える。
薬室に00バックをつめて、慎重に接近する。

鹿だ!鹿が仰向けになって、四肢をばたつかせている。鹿はまだ元気だが、なぜか動けなくなっているらしい。
どうやら、鹿は何処かに弾が入っているらしく、ここで転んでしまい、その立派な角が倒木に絡んで動けなくなっていた。

弾をスラッグに詰め替えて5mのところから頭に撃ち込んでとどめをさす。

やった!4段の角を持つ100kg近い大物だ。

シーバーでY氏に取れたことを伝え、血抜きのために、頚動脈を切り、角に縄を結んで、山を降ろそうと引っ張るがじぇんじぇん動きません。なんとかして、斜面を引き摺り下ろしたら、また裏腿がぴくぴく言い出して、いつでも攣ったるでと主張している。

もうあかん、一旦ほっていこうと思ったところで、Y氏が来てくれた。
いや〜、このときのうれしかったこと、Y氏が天使に見えました。
2人して車の場所までなんとか降ろしたところで、ついに足が攣った。Y氏に伸ばしてもらい、足が戻ったところで写真を撮る。

猟を始めて7年目にして、初の鹿Getです。ジルにクリスマスプレゼントができました。Y氏も「内地で4段は自慢できる。」と言ってました。

昨年までは、単独で鹿猟をする発想すらなかった。師匠と山の神様に感謝♪

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かなりの大物です どうです。この立派な角

12月23日 幻のコジュケイ

23,24日とY氏がお休みなので、鳥猟、鹿猟と連日出猟することに。

今日は鳥猟。もちろんジルも一緒。

いつも通り、夜明けとともに鴨池を回る。今日も鴨の姿は見れない。

8時前に、今期中々調子の良い池に入る。毎年のことだが、鴨の付がとても良い池が出現する。これが毎年同じ池とは限らず、昨年良かったからと言って、今期も良いかと言うとそうでもない。理由はさっぱり分からず、こればっかりは鴨に聞かなきゃわからない。

水面には鴨の姿は無かったが、しばらく待っていたら、奥の茂みから2羽の鴨が出てきた。デカイ!鴨も我々に気づいて飛び立ち、我々に向って飛んできた。苦手な迎え矢だが、私とY氏で1羽ずつ落とせた。

見ると2羽とも立派なオスのマガモ♪
オスのアオクビは、私は解禁以来、Y氏は今季初の獲物。今日は朝から幸先の良いスタートだ。

その後10時位まで鴨池を回るが出会い無し。でも、すでに獲物を確保している我々は余裕があるので、ジルに噛ませる小鳥を撃ちに鳥の姿の濃い乱場へ向う。

草地に入ったとたん、足元から羽音と共に、次から次と合計5羽のコジュケイが飛び出した。あせったので初矢をはずしたが、二の矢と三の矢で2羽落とせた。

近くに落ちた1羽を回収して、コジュケイの臭いをジルに十分嗅がせてから、ボサに落ちた1羽の回収をジルにさせる。

ガッ、ジルはうれしそうに走り回って、鳥を探す様子は無い。鳥が落ちたあたりで、散っている羽を嗅がせてもダメ。

しかたなく人間が探すが、落ちたあたりを丹念に捜索するもコジュケイがいない。どうやら半矢で這われたらしい。こんなときこそ、ジルが頼りなのに。

話は前後するが、このときのことを帰りの車の中でつらつらと考えた。
血統も親犬の仕事も良い猟犬だったら、こんな生々しい鳥の臭いを嗅いだら、目の色変えて捜索するはず。それをしないということは、ジルにはまだ、猟欲というものが覚醒していないのではないだろうか?Y氏も含め、猟犬を仔犬から育てた人は、一様に「ある日突然変わる。」と言っている。ジルが覚醒するのはいつになるやら・・。

捜索を一時中断して、コジュケイの腸を抜いてジルにあげたら、鴨の腸は見向きもしないジルがペロリと食べた。おやっ、と思ってコジュケイで誘ったらカプリとコジュケイを噛んだ。

ジルが初めて鳥を噛んだ瞬間です。

充分に噛ませて上げようと思い、コジュケイをそのままに捜索を再開した。
しばらく捜索していたら、Y氏がジルを怒っている。何だと思ったら、ジルのやつコジュケイを食っちまった。

さっき初めて鳥を噛めるようになった犬が、普通羽ごと食いますか?

まさか食べてしまうとは思わなかったが、後の祭り。コジュケイなんて、手にするの何年ぶりかだったので、焼き鳥を楽しみにしていた我々はガックシ。その後もコジュケイは見つからず、午後も鴨もヒドリを1羽落とすも半矢で回収できず。ヒドリの捜索中に、Y氏がムラサキシメジを見つけたので、まだ食したことが無い私が持って帰る。

まあ、今日はマガモがあるし、ジルも鳥を噛んだと言うことで良しとしますか。

明日は鹿猟だっ!

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 幻となってしまったコジュケイ 今季初のアオクビ

12月10日 ヒラタケGet

今日も師匠Y氏と出猟。今日は朝からすごい霧で、池が全然見えない。

雨上がりなので雉もダメ。よって、日が高くなって気温が上がるまで、小さい池を回る。

8時過ぎに霧が晴れてきたので、いつもの通り鴨池と雉場を渉猟するが、ぜんぜん鳥がいない。と言うか生き物の気配がしない。
普段山の中にいると、鳥の声やら獣の動く音やら、生き物の気配が感じられるもんだ。ところが今日は、山全体がし〜んとしていて、ちょっと薄気味悪い。Y氏は「明日、また地震がきてもおかしくないな。」などと言っておりました。

こんな訳で、猟は期待薄なので、ジルを雉場で走らせることに。
雉だろうがハトだろうが、撃てる鳥は何でも撃てるように構えていたのですが何にも出ない。まあ、ジルが楽しそうだったのでよしとしよう。

ところがジル子、バルケンに入れたらウエッと何か吐いた。吐いたものが茶色でウンピ臭い。どうやら何かのウンピを何処かで糞食したようだ。
ジルは犬のウンピには興味が無いが、人や他の獣のブツだと食べてしまう。
散歩中ならすぐに引き戻せるが、猟場だとなかなかそうもいかない。(ジルママが見たら発狂もんだぞ)まあ、吐いたから良いようなものの、ずっとお腹の中にあったらなどと考えるとゾットする。
出猟の朝は、(車酔いすることがあるので)何も食べさせないので空腹なのは分かるけど。

夕方近くなって「もうここにいなかったら、撤収しましょうか。」と思って池を覗いたら、カルガモがいた。Y氏と顔を見合わせて「やっと見つけた。」とほくそ笑む。

確認できた鴨は2羽。池を挟み撃ちにして攻めることに。
池の向こう側からY氏が1発撃ったら、2羽がY氏のほうに出た。池の反対側にいた私は「これはY氏にまかせよう。」と思ったところに、池の傍のやぶから6羽位がまとめて私のほうに飛び出してきた。

あ〜、苦手な迎え矢ですよ。やっと落とせたのは1羽だけ。最低でも2羽は楽勝のケースなのに。もっと早く撃てばいいのは、頭では判っているのだが、実際鳥が出ると、どうしても近くまで引付けてしまう。結果、パターンが広がらないので当たらない。いつもこれの繰り返し。自己嫌悪に陥ります。

Y氏も1羽落としていたが、池の反対側に浮いていて、ルアーが届かない。ジルは池に入る気がない。で、池の反対に行って回収を試みたが、今までで1番すごいブッシュ。背丈以上あるササにイバラと葛が絡み合い、ジルなどは、人間より手前で進入断念。

結局、鴨の位置は判っているのに日没にて、回収できず。私たちがブッシュで進めなくて、回収できなかったのは今回が初めて。次回は芝刈り機を持参しよう。

しかし只では起きない私たち。収穫は、捜索途中にあった、倒木にヒラタケを発見したこと。これで炊き込みご飯でも作りましょうかね。

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霧の朝 本日の猟果

12月3日 雉をポイント

今日も師匠Y氏と出猟。

まだ暗いうちに起こされたジルは、山へ行くことが判ってるらしく、うれションしながらの狂喜乱舞!(こまったもんです)

山は霜が降りていてホントに寒い。
でも、このくらい寒くないと猟してるという感じがしない。
北のほうに雪が降れば鴨達は南下してくるので、寒くなるのは歓迎だ。

今日も休猟区明けから山を回るが、ぜんぜん出会いなし。

いやー、今年は本当に鴨がいません。

今日も夜明けから夕方まで、今まで実績のある50位の池を回ったが、1羽の出会いもない。こんなこと初めてだ。

まあ、ジルの散歩だと思えばいくらか満足できるのだが。

でも今日は新しい収穫があった。

朝9時位に谷を登ったところに池がある猟場に行った。途中、今まで何度か雉が出たことがある場所だ。

ジルが先頭でY氏が殿で谷を進んで行ったのだが、Y氏が通り過ぎた道の傍のボサから、ブルッブルッという聞きなれた羽音とともに雉が出た。

私たちは、移動中、たいてい薬室に弾をいれていないので、撃つことが出来なかった。

まあ、捕獲が禁じられているメスだったので結果的には良かったのだが、ジルが雉に気づいた様子は全く無く、私たちから「おまえ、すぐそば通ったろうが。」とか「おまえは、こういう鳥の臭いを取るために生まれてきたんだろうが。」などと散々ののしられる。(本人、屁の河童ですが)

この後11時くらいに、今度は谷を下ったところに、池がある場所に行く。

今回もジルが先頭で進むと、道の東側の藪をしきりに気にしていて、動かない。
さっきのことがあるので、私たちの信用は全く無く「ジル子何気にしてるの〜。」とジルを追い抜いて進む。
Y氏が「これで雉でも出ればすごいんだけどな〜。」と言ったか言わない内に雉が出た!

私とY氏はあぜんと雉を見送る。
ジルには雉が見えてたんだ!私は興奮してジルほめまくり。

現実は小説より奇なり。こんなこともあるんですね。

今回のことを素人なりに分析すると、1回目の谷は、登りで道の周囲に高い木がなくて風が強く、雉は確かにジルの風下にいた。下りの谷は、鬱蒼とした森の中を進む道で、風が無かったので臭いが取れたのだと思う。

だから、1回目も風向きが逆だったらジルには見えたのだろう。(飼い主はきっとそうだと前向きに考える)

それからというもの、私たちはジルを信用して、ジルの行動に注意しながら渉猟するようになる。

ジルは月齢8ヵ月半。山に連れて行くたびに、成長してるのが手に取るように判る。

今日はお天気も良かったし、猟果はなかったが、楽しい猟ができた。

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鹿の骨をくわえたまま爆睡ちょっと前 捜索中

11月26日 鹿Get!

今日は、家族とジルの食糧確保のために、Y氏と二人で養父市に鹿猟に出かけた。

ジルは、鳥以外の獲物は追うようになってほしくないので、ママとお留守番。

道中、雨の中の鹿猟はいやだなとY氏と話していたのだが、車で移動中から雨が降り出した。 10時過ぎに目的の谷に着く。

ここは去年1度猟に来ていて、そのときは獲れなかったのだが、鹿の姿を山の中で多く見かけた。
また、地元の人の話では、ここには大物猟のグループは入っていないとの事。

我々の鹿猟は、犬がいないので尾根に寝ている鹿を狙う忍び猟。

今日は無線機を忘れたので、鹿が獲れた時の打ち合わせをしてから山に入る。
1度来ているので地形は判っており、まず去年、鹿を見かけた尾根をY氏と南北から挟むように山を登っていく。

私は北側を見ながら進み、途中尾根が北に延びているのでY氏と別れて、北の山に入った。

この尾根では出会いは無く、Y氏の銃声も聞こえない。

一旦、車に戻って水分補給。
Y氏はまだ戻ってくる気配が無いので、もうひとつ北側の山に入った。

尾根の南北両側を見ることが出来ないので、南側の林に対象を絞って尾根を登る。
当然道はなく、斜面の角度も急。

40過ぎて、片手に鉄砲を持っての登山はさすがにしんどいっす。
雨はひどくなり、足場が悪いので何度もコケた。

山の頂上が間近になったところで、視界の端で何かが動いた。

上を見たら、北側から出た鹿が頂上近くの尾根を南に走った!
鹿は北側にいたのだ。

あわてて山頂に移動しようとしたときに、谷を挟んで対面の山で銃声が2発聞こえ、間を置いて1発。
これは留め矢かな?などと思っていたら、シーバーから歓喜の声!

Y氏が仕留めたのだ。

転がるように山を降りると、すでにY氏は鹿を道に降ろしていた。

3歳くらいのオスジカだ。
00バックを使っているにもかかわらず、ネックショットという神業!

解体場所の川原まで鹿を車で運ぶのだが、車内に乗せるとダニが出るので、ランクルのボンネットに乗せて運ぶ。

70kgくらいの鹿だが、解体は2人係で1時間半程度。

カップめんの昼食を取って再び山へ。

少し離れた別の谷に入った。
ここでの出会いは無かったが、鹿の警戒鳴きが頻繁にしており、フンや足跡などは先ほどの山より濃い。
次回は期待できそうだ。

帰りの道中でジルママに鹿Getの連絡を入れるが、ジルママは全然信じてくれない。

まっ、肉を見せれば喜ぶでしょう。来週末は鹿の焼肉で決まり!

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こんな谷です 鹿猟の初猟果

11月25日 ジルの日常

月日が経つのは早いもので、解禁から早10日。

皆さんの猟果はどうですか?
私はイマイチです。

今日はジルのしつけ教室のため猟はお休み。
なので、ジルのことについてちょっと。

まず、ジルの体のことから。

ジルの左前足の小指?は奇形だ。
右足に比べて肉球が小さくて爪は上を向いている。
さわると分かるのだが、指の骨が無い。

生まれつきなので、走るのに支障なさそうだし、本人は全く気にしていないが、爪が自分では研げないので、定期的に切ってやらなければならない。
ちょっとかわいそうだ。

次に、ジルの行動について。

今のジルは猟に行くよりも、他のワンコと遊ぶほうが好きらしい。知り合いの犬とはとってもフレンドリーに接しているが、もちろんなかには怖い犬がいる事も知っているようで、道で知らないワンコと擦違うと、まず伏せて相手の出方を伺う。

その後、匍匐前進しながら下で下でに出てアプローチ。

ところが、匂い嗅ぎのご挨拶が終わって、相手が怖いワンコでないことが判明すると態度が豹変し、遊んで遊んでポーズで相手を誘う。
相手が落ち着いたワンコ等で乗ってこないと手が出る。
たいていこの辺で、相手のワンコにフラれてしまう。

ジルポよ。お前とプロレスしてくれるワンコはそうそう居ないのよ。

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かわいそうなジルの左足 匍匐前進

 ブヒッ E難度のヘソ天ひねり

11月23日 Y氏と出猟

今日のジルは、師匠Y氏と始めての共猟。

朝 5時に起床し、軽く外を散歩してウンピとチッコをさせてから、ジルを車に乗せていつもの待ち合わせ場所へ出動!
最近、ジルは車でのお出かけは楽しいところへ行けることが判ったらしく、早く車に乗せろと要求する。

久々にY氏と対面したジルは飛びつきでご挨拶。バリケンをランクルに乗せ変えて休猟区明けの猟場に行った。

朝一の池は19日にマガモが出た池に行ったが出会い無し。

次に鴨池がある雉場に行く。
1つ目の池の傍に車を停めようと近寄ったら、堰堤にコガモの群れが付いていて、気づかれて飛ばれてしまう。

油断大敵。今度からは手前からアプローチしよう。
他の鴨池を覗くが鴨はいない。

池を覗き終えたのでジルを放す。
近くで雉が鳴いている。どうやらここの谷には、雉が残っているようだ。

ジルたのむぞ。

ところガッ、ジルは山で放された喜びを満面の笑みで表しながら、田んぼの端から端を飛ぶように翔っておりました。

そらそうですよ。人間の子供に例えたら、やり放題のゲームセンターに放り込むようなもので、そんなところで「パパとカブトムシ取りやろうぜ。」と言ったって「あとあと」と断られるのが落ちですもの。

それを見ていたY氏はジルに「こんなところでスタミナつかうなよ〜」と言っておりました。

次の池でヒドリガモのつがいが出たが、みごとにかぶって飛んでくれて、理想的な迎え矢に。

そして、みごとに失中。相変わらず迎え矢ヘタです。

その後は鴨との出会いが全くなし。
我々としては、鴨が取れないことには小鳥にかまっている訳にもいかず、結局この日は猟果なし。

いったい今年の鴨はどこにいってしまったのでしょうか?

ジルポ、帰りの車は爆睡。家に着いたら空腹による低血糖で震えている。
お風呂に入れて、ゴハンを食べたら再び爆睡。

明日の体調がちょっと心配。

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楽しそうです Y氏にひっつき虫を取ってもらう

11月17日 ジルがショート

またジルがショートした。
今朝の散歩にしたウンピが下痢気味で心配していたら、日中かなりひどくなったようだ。

ジルは今まで下痢はしたことがなかったので、ジルママが慌てて病院に連れて行ったところ、過労による大腸炎と診断され、 5日間のドクターストップがかかってしまった。

昨日はジルの人生で一番運動し、一番緊張したので限界を超えてしまったようだ。前回の気管支炎の教訓から、無理はさせないようにと思っていたのだが、初出猟ではしかたがない。
なんだかんだいっても、まだ体が出来ていない証拠だろう。
ちなみに体重は12.6kg。成長は止まったようだ。

明後日は師匠Y氏との初出猟の予定だったが残念。

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おやつダメ?(ママが)ダメ! お腹イタイの・・

11月16日 ジルの初出猟!

今日はジルの初出猟、私のいつもの猟場に夜明け前から出動する。
今日の目的は、何が何でもジルに獲りたての獲物を噛ませる事。

ガッ!朝一の池の選択で明らかな作戦ミス。
昨日までは休猟区明けの猟場に行こうと考えていたのだが、休猟明けだからっているとは限らないよねと思い、大事を取って解禁当初は必ず付いている実績のある池に行った。

ところが、夜明けとともに池を覗いてみたら 3週前の下見時には満水だった池に水がない・・(汗)。
あわてて他の池を回ったが、この辺も夢崎と一緒で鴨がいない。

午前中に回った池で鴨がいたのは1ヶ所だけ(失中してしまいました)。

気温が高くなってきたところで、雉場にジルを放してみるが、例年であったら、あちこちで聞こえる雉の鳴き声が全然ない。
結局今日は、雉の姿は見れなかった。

午後に休猟区明けの猟場に移動。
2ヶ所目の池でカルが3羽出て、1羽落とす。少々小ぶりのカルだが一安心。

しかしその後は、結局、出会い無しで、今日は5〜60の池を回ったが撃てたのは2ヶ所だけ。
猟果はカルが1羽だけ。
まあ、1羽取れたのだから良しとしよう。

さて、ジルの様子はというと、落としてすぐのカルを、そばに放ってやったら、(私のイメージではガブッと噛んで遊ぶと思っていたのですが)後ろ足をぶるぶる震わせて、なんとか臭いを嗅いでいる状態。(あかん、完全にビビッてる)
その後も、興味はあるのだが、恐ろしくて鴨のそばには寄ってこない。
鴨の羽を毟ったら、池に漂う羽と遊んでいる。

私思うに、鴨では(たぶん雉でも)大きすぎるんですよ。だってジルの体の半分くらいの大きさがありますもの。
最初はスズメかムクドリあたりから慣らすべきなのですね。

私、次回の出猟では、小鳥ハンターになります。

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今日の猟果 あたち怖い

羽で遊んでます 雉場の捜索

11月15日 祝!解禁

今日は待ちに待った平成18年度猟期解禁日!

今年の猟期はジルの訓練が半分なので、去年までとは違った楽しさがある。
今年は15,16日と会社を休んで出猟。

毎年、解禁日は年に一度のお祭りのようなもので、猟友会の人達と夢崎地方に鴨猟に出かける。
ジルの初猟は、慎重をきして私と2だけで行こうと考えているので、ジルはお留守番。

夢崎地方の天候は晴れ。
いくつかの鴨池を回るが、鴨の姿は無し。

結論から言うと、鴨の出た池は4ヶ所で、猟果はマガモが1羽とカルガモが3羽。
4ヶ所のうちでもマガモが出たのは1ヶ所だけで、ヒドリなどの中型鴨は全くお目にかからなかった。雉の姿も全く無し。

去年もそうだったが、とにかく解禁日の鴨の量が少なくなっている。いてもカルがメインで、渡りで日本に来る鴨がまだ来ていない様だ。
今日も、朝方は少し寒かったが、日中は汗ばむ陽気で、とても鴨が北の地方から渡ってくる気温ではない。
なんだか、年々解禁日の気温が上がってきているようで、地球温暖化の影響が鴨の渡りにも影響しているのか?

解禁日を半月遅らせて12月1日から2月末日までにすればいいのにと思う今日この頃です。

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今日の猟果

11月5日 鶉のうずちゃん

みなさん、鶉ってじっくり見たことあります?

私初めてだったんですけど、えらいかわいいお目目してるんですよ。おまけにこの子メスなんで、健気に卵産むんですよ。(今日食べましたけど)

来週の日曜まで飼って、ジルの訓練にまた使おうと思ってたのですが、日曜まで飼ったら完全に情が移ってしまう。(だって2日飼っただけで、名前付けてるし、殺すのかわいそうになってますもの)おてんば娘飼って、このうえ鶉飼うなんていったら、嫁さん爆発必至。

よって、情が移る前に山で放すことにした。

ただ放すだけでは、やはりもったいないので、ジルとうずちゃんを連れて、鶉やコジュケイをよく見かける谷に行く。野菜が植えてある畑に、うずちゃんを放しジルに捜索させる。

ジルはしばらくうろうろしていたが、やっとうずちゃんの臭いを取ってポイント。あと一歩まで近づいた所で、うずちゃんフラッシュ、草叢に逃げ込んでしまった。ジルは再び降りたところの臭いを取り、逃げ込んだ場所は判ったようだが、あまりにブッシュが密なので、そこに入る根性は無いみたい。

紐の無い鶉を捕まえることは、今のジルには無理なのは分かっているので、鶉の臭いを取ってポイントしてくれれば上出来♪

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うずちゃんです 草叢の捜索

11月4日 ランドクルーザー

普段、猟は師匠Y氏の愛車、ランクル70ショートボディで出猟している。

この車ただものでなく、3000ポンドのウインチが付いており、どんな状況からでも脱出することが出来る。

昨年の話だが、農道に架かっていた橋がボサに埋もれていて見えなくなっていて、右の両輪を脱輪してしまった。お腹が完全に地面に着いてしまっていてデフロックしても脱出出来ない。私なぞは半分諦めモードで「どうやってこの場所をJAFにつたえようか?」などと考えていたのだが、Y氏は平然とウインチのワイヤを立ち木にかけて、1発で脱出してしまった。(ほんと、感動ものでしたよ)

この車から見たら私のラッシュなどは、RVと呼ぶのが恥ずかしいくらい。

使い勝手も考えられており、カーゴスペースに独立した換気装置が付けられており、犬を載せていても匂いがこもらない。今年からは、ジルも乗せてもらうことになるが、棚板をY氏が手作りしてくれたので、ジルのバリケンもぴったり収まっている。

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ランクル70 ジルの場所もできました

11月3日 鶉を使った訓練

もう解禁まで日数がなくなったので、万事にびびりなジルに、鳥に対する恐怖心をなくし、執着心を引き出すために、鶉を使った訓練をした。

バリケンに鶉を入れてジルに見せたら、もう興奮状態!これはいい感じだと、鶉に錘を付けて遠くに飛べないようにして、草叢に置き、ジルに捜索させた。まだ臭いを頼りに捜索するという概念が無いジルは、私の指示で草叢の捜索、偶然動いている鶉を見つけ、結構いい感じのポイント。

徐々に近づいていくがまだ怖いらしく、何度も位置を変えるがあと一歩が出ない。そしたら鶉が逃げた拍子にジルに付けている鈴と鶉の紐が絡んでしまって、ジルが逃げても逃げても目の前に鶉が付いてきてしまい、もうパニック。これはいかんと、両者を引き離し、別の場所に移動し気分を変えてやり直し。

今度は、鶉を釣竿で操作。ジルが近づいたら逃がすようにすると、ここでもいい感じのポイント後に、飛び込むようになる。何度か続けたら逃げる鶉をキャッチしたが、噛むことはしなかった。これで噛んでくれたら、一皮剥けるのに・・。

まあ、あせりは禁物。この日使った鶉は、まだ元気なので来週また使うことにしよう。

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いい感じでポイント やっと捕まえる

10月22日 訓練、訓練また訓練

気管支炎になってからというもの、ジルを2日続けて山に連れて行くと、オーバーヒートすることが分かったので、(ブリだの猟犬だのなんだのかんだのいってもまだ子供なんです)午前中にしつけ教室のあった土曜日はおとなしくさせて、今日は山に連れて行った。

まず、野原でダミーを使っての捜索訓練をしたが、おやつで釣ることがあまり出来ないジルは、ほかに興味がいってしまい、なかなか集中できない。

まあ、いっか、と早々に切り上げてジルの大好きな山歩き。

山歩きや猟場での下見を重ねることにより、色々なにおいを嗅いで山の雰囲気に慣れ、ノーリードでも暴走しないで飼い主を常に確認しながら猟が出来るようなる。そしてなによりお日様の下でジルと遊ぶことは、とても気持ちがいい。

写真のように、ジルは渉猟中も常に私を確認する。
ポインターのように、レンジの広い犬を使っている人には物足りないだろうが、私のように結構人里近くで猟をする人間には、このほうが安心できる。

今日は宝塚市の北の山に出かけたのだが、平素は人っ子一人いない山なのに、やたら人と出会う。さすが松茸シーズン!

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常に飼い主を確認してます  

10月21日 本能の目覚め?

私は長いことホークスファンである。贔屓の選手は55番、男!大道選手。(男!って言うのは大道選手の枕詞ですので、気にしないでください)

近畿で試合があるときは、私の秘かな自慢である男!大道サイン入りのユニフォームを着て、球場で大声で騒いでる。

その男!大道が球団を解雇され、よりによって巨人に行くという。まだまだ十分使える選手なのにナゼ?と思ってしまう。
小久保や村松が出て行ったときは、球団の台所事情が分かっていただけに納得できたのだが、孫さんがオーナーになって球界を代表する金持ち球団になったのに・・・。

ホークス一筋19年の男!大道は、ホークスでも人気がある選手だ。
外野席で、常に私設応援団の大きな旗が振られている選手はホークスでもそんなに多くない。球団若返りも分かるが、ファンの心情も考えんカイッ!鳥越もいなくなるし、さびしくなるな・・。

さて、閑話休題。
ジルが鳥に興味を示しだした。今日も散歩していたら、電線に止まっていたカラスをじっと眺めていた。いよいよ川に水が流れだしたかな?

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宝物です 

10月15日 猟場の下見

今日はY氏と鴨池の下見に出かけた。

先月の気管支炎の影響か、昨日の銃声慣らしが結構きつかったのか、調子がいまひとつのジルはお留守番。

毎年のことだが池の下見をする時期になると、私はそわそわしだして、お尻が落ち着かなくなる。

猟期が始まってしまうと夢中で出猟していて、3ヵ月があっという間に終わってしまうので、考えてみると今が一番楽しい時なのかもしれない。

池回りの鴨猟で猟果をあげたいと思ったら、なんといっても池をたくさん回るしかない。今日び、人の知らない池なんかはないのだから、(まったく猟師というのは、自分の猟場ならどんなとこでも知っている)いかに多くの池を、人より早く回るかに尽きる。また、池ならどこでもいいというわけではない。

不思議なことに鴨の付く池というのは決まっていて、人が見て「これはいかにも付きそうな池だ。」と思っても、付かない池は全く付かない。

これはいつも不思議で鴨に聞いてみなければ理由は分からない。

10池があったら、鴨が付くのはそのうちの3つ位か。だから実績のある池に水がないと、とても悲しい。

去年は水が抜かれた池が多かったのに加え、寒さで小さい池は凍結してしまって使える池が少なかった。

さて、今年はというと、どの池も満水で、状態はとても良い。

去年まで休猟区だった地域の池を見たら、(今年開くという確証はありません)すでに鴨が来ていて、人を見ても逃げない、手付かずの楽園状態!

ボサに囲まれて進みづらい所や、撃てるポイントまでに道が必要な池には、カマと選定はさみで道を作る。

Y氏と大汗をかいての作業だが、こういうことをしているときは、とても楽しい。

今年気がかりなのはカルガモの姿が少ないこと。去年がカルガモの当たり年だっただけに少し心配である。

途中天気が良いので、西山牧場のBOSS&MOMで黒豆アイスを食べて充実した一日が過ごせた。

今年からはジルがいるので、雉場の下見もしておこう。

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 鴨が居るのがわかりますかナ いい池です

10月14日 音抜き

今日、ジルを銃声に慣らすために大久保射射撃場で音抜きをした。

この日の私はとても緊張していた。なぜなら、音抜きがうまくいかなかったら、ジルが猟犬として猟野に出ることができなくなってしまうからだ。

人間でも大きい音は不快なもの。雷や花火の音が嫌いな犬がたくさんいるように、散弾銃の銃声を、聴力の優れた犬にいきなり耳元で聞かせたら銃声を怖がる犬になってしまい、銃を見ただけで逃げてしまうようになる。

こういう犬をガンシャイ(恐銃癖)といって、一度こうなってしまった犬は、ほぼ矯正は不可能らしい。

この日のために社会化が進む5ヶ月くらいまでの間に、踏み切りの傍で遊ばせるなど大きな音には極力慣れさせてきた。

しかし散弾銃の銃声というのは特別である。大事を取って家内も一緒に連れてきて、また師匠Y氏にも射場に来てもらい、管理人の山本さんにも協力してもらって実施した。(チームジル総動員です。)

最初、射場の外から徐々に射台に近づいていった。もしジルが音を気にするようならすぐに中止して出直そうとおもっていた。

結果はというと、ジルは全然ヘイチャラヘ〜。2ラウンド目にはトラップをしている射台のすぐ後ろで、家内にアイスをねだっていた。

様子を見ていた山本さんからもお墨付きをもらえました。

 (ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。)

でも、射撃に使っている24gの弾では、実猟で使う重装弾の音の半分くらい。まだ完全には安心できないが、まあひとまず合格。肩の荷が下りた思いだ。

射撃の合間には、フィールドを走らせてもらって、射場に来ていた皆からかわいがってもらえて、今日のジルはごきげんだった。

おまけに今日は、相手はバッタだったけどかなり固いサイトポイントを見せた!これにはY氏も感心してたよ。

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バッタにポイント中

10月9日 探索訓練

生後201日、体重は12.5kgを越えた。

昨猟期に獲って羽根付きのまま冷凍しておいた、マガモの羽根を使ってダミーを作り、山に探索訓練に出かけた。

ジルはすでに生後6ヶ月以上たっている。早い犬であれば、この時期くらいから飛ぶものに興味を示し、お寺の鳩などを見ると固まるような行動をするようになる。しかしジルはといえば、未だ猟欲らしきものの発現はない。

散歩コースの池に合鴨がいるのだが、ぜんぜん興味なし。キジバトがいると走ってはいくが、固まるとかポイントといったようなことはしない。

なのでちょっと早いかなと思いながらも、解禁まで1ヶ月となり私のほうが待ちきれず実行した。

まずダミーを投げての持って来いを何度か。これはもう完璧。次に釣竿の先にダミーをつけて追わせてみた。

そしたら眼で見える場合は盛んに追うのだが、藪の中などに落ちて、見えない場合は無為に走るばかり。臭いで探すという概念はまだ無いらしい。

でもこれの繰り返しで臭いで探すようになるのさ、などと思ってやっていたのだが、途中であきてしまった。

うわっ、これではいかんと、見えるように藪に入れて少し動かしたら、こんどは藪の中で動くものにびびってしまってダミーを取りには行かない。

う〜ん・・訓練の本に書いてあるようには行かないもんだな。

まあ、どんな名犬も徐々に芸を身に付けるもの。今猟期はあせらずにジルとの山歩きを楽しみましょうかね。(別にあきらめてるわけではないです・・)

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暑すぎるゼ ダミー

8月14日 猪名川にて泳ぎの訓練

3日前に体重を計ったら、ついに10kgを超えた。メスの割には順調に成長している。

暑い日が続いているので、懸案だった水泳訓練にいった。ジルの性格は結構慎重なので、人が呼ばなければ、自分から深いところには行かないだろう。

しかし、宝塚市周辺には、人が泳げるような川や池がない。お盆休みで暇なので、人も泳げる場所ないかなと、25000分の1の地図を見ていたら、猪名川の上流にいくつか堰がありそうなので行ってみた。

地図を頼りに細い道を走り目的地につくと、なかなかの場所である。深さもあり、水の透明度もなんとか許容範囲。

車からジルを降ろして好きに走らせて体が熱くなってきたころあいを見計らって、私が水に入りジルを呼んだ。

最初は吠えて嫌がっていたが、観念して水に入り器用に泳いできた。心配していたが、泳ぎはうまくにこなし全く問題なし。

この子なんだかんだいっても、今まで必要なことはクリヤーしてきている。(はい。自慢話です)水入りも自分の背の届くところなら喜んで入っているので、半矢で暴れている鳥を1度噛ませてやれば、今後の水入りと目的の半矢鳥の回収は大丈夫だろう。

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8月6日 初めての猟野

生後136日、体重9.5kg。今日は運動がてら、東条町の猟場に連れて行った。

今日はいつも一緒に猟をしている師匠のY氏も一緒だ。

ジルがY氏に会うのは、ジルが始めて我が家に来た週に1度見ただけで、1ヶ月ぶりである。久しぶりにもかかわらず、Y氏が呼んだら吹っ飛んでいって、飛びつきでご挨拶。

長靴に履き替えるためにY氏にジルを任せてその場を離れたのだが、ちゃんとY氏の命令を聞いて、後を付いていたようだ。

実際の猟野では、この2人と1匹のトリオで行動するのでY氏の命令を聞くことはとても大切。まずは一安心。

今まで何度か山に連れて行ってるのだが、慎重派(臆病とも言いますが)のジルは暴走しないことは判っていて、常に人が見える程度のところを走り回っている。

まだ、猟欲らしきものはぜんぜん発現していないが、薮入りはよく、背が立たない所でもガンガン入っていき、そして溝に落ちている。

しかし気温が高いにもかかわらず、小川や池には私が中から誘わないと入らない。う〜ん。ちょっと不安。

今日の収穫はY氏がポイントらしきポーズを見たこと。ちびっこランピオン、おとんは信じてるぞ。

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三草山にて

 7月8日 武庫川にて水遊び

 3回目のワクチンから1週間たち、暑かったので、武庫川に水遊びに繰り出した。

生後108日目で、体重は約8kg。将来ジルには、池の鴨を回収してもらわなければならない。ましてそれが半矢だったら鴨と泳ぎ比べになるだろ。

水泳はジルの必須科目である。ブルトンがいくら水が好きといっても、いきなり池に放り込んだら水を嫌がってしまう。社会化が進行中のこの時期に、水に慣れさせておくことはとても大事なのだ。

いくらか慎重な性格のジルは、川岸に連れて行ってもすぐには水に入らない。おそらくこうなるだろうと、思っていたので私が水の中から誘ったらしぶしぶ入水した。

でも1度入ったらあとはブルトンのこと。さすがに深いところには行かないが、自分の背の届く場所ではガンガン遊んでいたゾ。ひとまず安心。

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