下に行くほど古い日付になります

■　2月24日　今度こそホントの終い猟
長いようで短かった猟期も今日で終わり。

今日も鹿が獲れるかなと、家を出たら我が家の周りでも5cmくらいの積雪。

こりゃ猟場に着けるのかしら、と思ったが、さすがはランクル。全然問題なく猟場に到着。

これだけ雪が積もっていたら鹿はさぞかし里に下りているのではと考え、深いところでは腰くらいまである雪を掻き分けて山に登ったが、山の中に鹿の足跡が無い。

今日は、雪が激しく降っているというのに、いつもはいるもうひとつの谷に、他のグループが入ったようなので、先週新規開拓した谷に入る。

山がわからないのでY氏と一緒に行動し、ロングレンジならY氏、近くで出たら私が撃つことに。

しばらくするとまだ新しい足跡がある。

慎重に進むと、沢の水を飲みに来ていたらしい鹿2頭が我々に気づいて、20mほど先の沢から斜面を登り始めた。

Y氏に「いた！」と叫んで鹿に向かって00バックを3連射、Y氏も遅れて発砲したが、鹿は斜面を駆け続け山に消えた。

この距離ならバッショットでも十分効くはず。

雪に鹿の体が半分くらい埋まっていたので、そのせいで威力がなくなったのだろうか？納得できない。

今日のクライマックスはこれで終わりかなと思いながらも、今日獲れないともう次の機会がないので、新しい林道に入ってみる。

ここで偶然居合わせたグループに人に「反対の山で犬を放すから、ここで待って鹿が来たら撃ってくれ」とのこと。

こりゃ幸いとばかりに、久々の待ちに入る。ところが我々は喘ぎながら山を登る単独猟を想定した装備なので、とてもじゃないが寒くていられない。

30分位して前方を犬が通ったことからY氏に無線を入れて車に戻ることを告げる。

車に戻ったらグループの人も1人戻っていて、鹿よけネットに突っ込んだ鹿を犬たちが噛み止めしているとのこと。

鹿は我々より南に出たようだ。

待ち猟に懲りた我々はここでグループの人たちと別れて、もう一度先ほどの山に行ってみる。

今日は柳の下にドジョウがいました。

Y氏が鹿よけネットの手前にいる鹿を発見！距離にして50mほどか。

Y氏が撃ったが失中。

私も再び00バック3連射するが、やはり効かない。

Y氏も二の矢をかけるが、スコープが狂っているようで当らない。

00バックでは効かないのでスラッグを入れて、一か八か撃ったら、鹿が倒れた。

この距離でライフルサイトもない散弾銃でスラッグを撃って当ると思っていなかった私は思わず「スラッグ当った！」と言ったらY氏が大うけしていた。

鹿が倒れたのはいいが、胸まである雪を掻き分けての回収はえらい苦痛だった。

さて、撃ったときは大きく見えたのだが、回収してみると、まだ小鹿。でもこのくらいの鹿は旨いんですよ。

この後、鹿を解体したらちょうど日没。

何とか今期も3頭を確保して今猟期を終わりました。

師匠、今期もお世話になりました。

時々吹雪いてました　今年最後の猟果

■　2月17日　鹿、獲れた！
正直な話、鹿猟は過酷なのであまり楽しくない。猟としては鴨猟の方がはるかに楽しい。

しかし、獲れた時の実入りの大きさは鴨の比ではないので、やめられない。

さて、今期は１頭の鹿も獲れていない。しかし今日はY氏の新兵器、ライフルが間に合った。

去年の出猟記を見ると、雪が全く無いことがわかるが、やはり今年の不猟理由一番は雪による足音だろう。

散弾銃の射程内に近づくには、今年は無理があるが、ライフルならはるかに遠くから撃つことができるので、鹿猟では散弾よりはるかに有利だ。

もちろん私も散弾銃で山に入るが、やはり懸念が当たる。

尾根に向かって雪の斜面をあえぎながら登ると、尾根の向こう側から警戒鳴きが聞こえる。

足音を立てないように細心の注意で進むが、尾根の向こう側が見えるまで10mというところで、鹿の走り出す音が聞こえた。

雪さえなければ十分撃てる位置まで近づけただろう。尾根を越えると今まで鹿が寝ていた跡と、鹿の足跡がむなしく残っていた。

しばらく猟を続けていたらY氏から無線に連絡が入る。

銃声は聞こえなかったので「山を下りる連絡かな」と思ったら鹿を獲れたとの連絡だった。

急いで山を下りて回収の手伝いに向かう。

なんと一度に２頭ゲット！

鹿までの距離は70m位とのこと。とても散弾では引けない距離だ。

この２頭までの道のりの長かったこと。雪の降る中での解体は、寒かったが、楽しかった。

鹿の寝ていた痕  鹿の逃げた足跡

本日の猟果  鹿猟は実入りが大きい

■　2月15日　終い猟
兵庫県では、鹿猟以外は本日まで。

今年は鴨のストックが少ないので、今日も大猟と行きたい所。

最後の日は、やはりいつものコースで猟をするが鴨がいません。

おまけに、今日のジルは先週までの聞き分けよい子はどこへ行ったのか、車への戻りは悪いわ、鵜の骨を拾ってきて遊ぶわで言うこと聞きません。

夕方になり、終い猟がボウズは避けたいと、本日結構期待していたある池を覗くが鴨の姿はなし。

あきらめて銃から弾を抜いたところでカルのつがいが飛び出す。

あわてて銃に弾を入れなおして、とりあえず撃ったが後の祭り。

こんなときレミントンなど普通の機構を持つ自動銃なら、ボルトを一回引くだけで弾倉に残っている弾が薬室に入るのでとりあえず2発はすぐに撃てる。

ところが、私の使っているベレッタは、変に複雑な作りをしていて、いくらボルトを前後させても弾倉内の弾は薬室に入らない機構になっていて、銃から一旦弾を抜いたらイジェクションポートから弾を入れなくては撃てない。

安全面ではすぐれた作りなのだが、こんなときは即応できない。（ちなみに弾倉内の弾を抜くときは、リリースボタンを押して直接弾倉から弾を抜き取る）

ジルは鉄砲がなったので興奮して「鴨はどこですか」と私に飛びついてくる。

ごめんよ。もう少し待っていたら今のは獲れたよね。

逃がしたカルは高くは飛んでおらず近くに下りた気がするので、近くの池を潰していくが、やはりそんなに甘くなくカルの姿はなし。

もうあきらめようと装備を解いて車に乗り、帰るつもりになったが一度回ったのだが気になる池があって、まさかいないだろうと手ぶらで見てみたら、池に浮かんでいるカルと目が合った。

もちろんここでも後の祭り。

きっとこれは、鴨猟の神さんが「このカルは来年に残しておきな」と言っているんだろうな。

とまあ、今期も色々あった猟期だったが今日でジルのシーズンは終わった。

去年までは全く使い物にならなかったジルが、今ではりっぱな猟の相棒になってくれた。

あとは地球温暖化が問題かな？いや、私の腕が先だな。

今期で成長したね　今期もがんばりました

■　2月11日　今回も不発
連休2日目はいつも鹿猟をする我等。

今日も鹿を求めて、宍粟市の山に入る。

しかし山はところどころひざ位まで雪が積もっており、歩くたびに大きい足音がしてしまい、かなり遠くで鹿に気づかれて警戒鳴きしながら逃げられる。

午前の私は鹿の姿も見れず。Y氏は1発撃ったが、やはりかなり遠かったようだ。

しかしこの山は、鳥猟師は入ってこないのかヤマドリの宝庫。

前回は、Y氏がボサから5羽くらいの群鳥を踏み出したし、今日も沢を登っていたら、私の数メートル先からゴトゴトと飛び出した。

ほぼ毎回ヤマドリに出くわすが、鉄砲に詰めている弾はバックショット。当たる訳ないし、もし当ったらバラバラになるだろう。

午後、もう一度山に入る。ここの南斜面は、ところどころ雪が無い所もある。

尾根を599mのピークに向かって慎重に進む。

尾根の下の斜面を見ながら進んでいたら、前方のピークのすぐ下からピーという警戒鳴きとともに鹿が飛び出した。

鉄砲を向けたときは、鹿はすでに尾根を跳び越して逃げてしまった。

距離にして30m位、鹿がいた方向に注意を向けていれば撃てたな。

今日のクライマックスはこれだけ。

Y氏は午後の山では鹿の姿は見なかったようだ。

今期の鹿猟果は未だなし。来期は猟の仕方を考えなくてはならないな。

■　2月10日　鴨猟犬完成
今回は自慢話をします。

鴨猟が出来るのは15日までで、明日は鹿猟に行くので、今日はY氏最後の鴨猟。

山は、昨日の大雪がそのまま残っていて、おそらく中小の池は凍結しているだろうと考え、朝一は大きな池に向かう。

ところが、みんな考えていることは一緒のようで、夜明け前にもかかわらず池に向かう道の雪の上に轍があり、すでに誰かはいっているようだ。

おそるべし、鴨猟師。

いそいで別の池に向かったら、ポインター・ボスの父ちゃんFさんと、知り合い猟師のYさんご一行がいた。

どうせならご一緒にということで午前中は共猟することに。

いくつか目の池で、ヒドリとコガモの群れに出会う。

池が大きいので皆が堰堤に隠れて、Y氏とYさんが池の反対に回って鴨を追い出す。鴨はうまく堰堤を避けて飛んで、落ちたのはコガモ1羽。

落ちたところがすごい藪で、人間はとても入れないので「藪に落ちた鴨はダメだろうな」と思いつつもジルをだす。

話は変わるが、麻薬探知犬の訓練方法をご存知だろうか？

犬と遊ぶときは、タオルを巻いたダミーのみを使って遊ぶ。ダミーが楽しいことを覚えたら、ダミーを簡単に隠して探してきたら遊んであげる。

次にダミーに麻薬の臭いを付けて、遊ぶことを繰り返すと、犬は遊んでほしいのでダミーを巧妙に隠しても麻薬の臭いを頼りにダミーを捜してくるようになるとか。

この記事を読んだときに「これは鴨の捜索にも応用できる」と思い、今年のシーズンオフはこの訓練をしようと考えていたが、どうやらその必要はなくなったようだ。

鴨が落ちた辺にジルを連れて行ったら、しばらく高鼻を使っておもむろに藪に入りコガモを咥えて戻ってきた。

今期、何度も鴨を回収させているうちに、鴨の臭いを憶えたようだ。

皆さんとはこの池で別れて、Y氏と南の猟場に移動する。

南で、一番期待した池でカルが2羽でた！

苦手な向かえ矢。私は当たらないがY氏が2羽とも落とす。

師匠、鉄砲上手すぎ。

1羽は足元に落ちたが、もう1羽は背後のすり鉢状の谷の藪の中に。

池のそばを車道が通っているのでジルは出しておらず、Y氏とすぐに捜索するが、いくらか半矢ぎみだったので走られたようで、どこにもいない。

車に戻りジルを出し藪に連れて行くと、ジルは藪に入らず斜面を登っていくので「ジル、そっちじゃない！」と怒鳴りながら斜面を見たら、なんやら得体の知れない動物が、ジルに追われてものすごい速さでこっちに走ってきた。

「ウワッ、鴨だ！」捕まえようとしたが、鴨は私の足元を走りぬけて逃げる。

鴨が山を走る姿を見た人はあまりいないと思うが、その早いこと。

人間ではなかなか追いつけないで、最後はジルが押さえ込んだ。

よくやった！私はこんな犬がほしかったのよ。

冷たい池でも、藪を逃げる半矢鴨でも回収できる犬。去年は、やっぱりラブにすれば良かったと思ったこともあったが、諦めずに使って良かった。

私が思い描いていた猟犬の完成だ！

Y氏最後の猟果はカル、コガモ2羽。ジルはY氏からヨーグルトをごほうびにもらったよ。

鴨猟犬ジル　本日の猟果

■　2月5日　やっと1羽
あまりにも鴨が獲れないので、会社を休んで平日猟をしてみることに。

週末より鴨が居るかどうかは判らないが、出猟している人が少ないのは確かだろう。

先日、散々だったので汚名挽回のためジルママも同行。

朝一から池を回るが、平日にもかかわらずなかなか鴨の姿はなし。

しかし今日は、やはりいた。

ここは良く鴨がつくので、いつも先に入られてしまって、平素はパスしている池。

堰堤からは鴨の姿は見えなかったが、大声をだしたらアオクビが2羽、真正面から飛んできた。

慎重に狙って「もらった」と引き金を引いたが、鴨は何事もなかったように飛んでいる。

あわてて二の矢、三の矢を撃つが失中。

がっくりうなだれて、鴨を見送っていたが、少し遅れてカルのつがいがでたが、気づくのが遅く弾倉はカラ。

ジルママは冷ややかな目で見ている。

またやってしまった。

しかし今日は獲れました。

ある池を覗いたら右手から鴨が飛び出したので、すかさず発砲、やっと落とせた。

どうやら慎重に狙うと外すようだ。

ここでは、マガモのメスが1羽だけ。

オスがいないのが残念だが、久しぶりのマガモ。

ジルを車から出して回収させる。

最初は池に入るのをフンフン言って嫌がっていたくせに、鴨を噛めたら嬉しいようでいつまでもスリスリしていた。

よかったよ。

回収も楽勝  本日の猟果

■　2月2日　当たりません
今週末は、Y氏が仕事なのでジルママをつれて出猟。

いつものコースを、朝一から回るがなかなか鴨の姿はない。

午後最後に大きな池を覗くと池の奥に鴨が浮いてる。

ここからは、とてもじゃないが弾はとどかないので、池の脇の道を突き当たりまで進むと、池の中くらいの場所まできたので、一か八か居鳥に発砲。

さすがに効いた様子はなく、鴨は飛び立ったたがうまい具合に被って飛んできた。藪の中なので木が邪魔だが、慎重に狙って発砲するもみごと失中。

鉄砲が鳴って鳥が噛めると思い、ジルはピョンピョン飛び跳ねて喜んでいる。

ごめんよ。

午後に、学校にそばにある池にアオクビが３つ浮かんでいるのを発見！

車を止めて、匍匐前進で近づく。学校が近くにあるので少々撃ちにくいが、北側は山なのでそっちに向けて撃てば問題ない。

しかし、鴨の様子がなんとなくおかしい？

こちらの気配を感づいているのに、逃げようとしない。

ためらっていたら、ジルママが近寄ってきて「その鴨、学校で餌やってるんだよ」とささやく。

合鴨ではなさそうだが、やっぱりやめておくことに。

その後も鴨の姿はなく、あきらめかけた最後の池でヒドリの群れがいた。

堰堤から弾が届く距離にいるが、目の前にジルが仁王立ちしており発砲できない。

池から離れて、ジルを呼んだりしているうちに鴨が飛び立ったので発砲。羽が散るのが見えたが、効き目が十分ではなかったらしく逃げられてしまった。

今日は久々ジルママとの猟だったので良いとこ見せたかったが、逆にヘタクソの称号を付けられてしまった。

呼び戻しは完璧なのに　鴨はどこですか

■　1月27日　呼び戻し
鴨猟にはやり方が2種類あって、デコイというおとり鴨の模型を川や湖に浮かべて、そのそばに鳥屋と呼ばれる隠れ家を作り、鴨がデコイに乗って降りて来るのを待つ鳥屋猟と、私のように野池を次から次へと回って鴨を追いかける鴨猟がある。

野池の猟は、１つでも多くの池を他の猟師より早く回れるかが勝負となるので、次の池に向かうときに犬の回収に時間を費やしている暇はない。

よって、呼び戻しは鴨の回収と同じくらい鴨猟犬に重要な要素となる。

去年と、今猟期の始めのころのジルは、朝早いうちは疲れていないので、あたりを駆け回りなかなか戻らないことがあった。

しかし年をまたいだ頃から、特別なにも訓練はしていないが呼び戻しがほぼ完璧になった。

例えば、朝一の池で5分くらいしか放さなかったとしても、車のドアを開ければ自分からバリケンに飛び込むようになった。

考えるにこれは、鴨猟のやり方をある程度理解したからではと思う。

つまり、鴨のいない池では獲物を噛むことはできないし、たとえ今、車に入ったとしても次の場所ですぐに放してもらえる、ということをジルなりに理解した結果であろう。

犬の回収が楽になったことでジルも放してもらえる機会が増えるので、良い方向に循環したのだと思う。

なにごとも場数を踏ませれば、自然と憶えるんだと感心している。

ところが、今日は鴨がおりません。大きな池はことごとく空振り、中小の池は凍結でした。

呼ばれたらちゃんと車に乗るジルが健気です。

 あたちはがんばってるんですけど

■　１月２０日　久々の豊猟
ここのところ、不猟続きで鴨のストックが少なくなってきた。

鴨猟もあと1ヶ月しかない。11月までの鴨肉を確保しなければ。

今日は午後から大雪になるとの天気予報が出ているので、午前中に何とかしたいものだが・・。

いくつかの池を回るが、鴨の姿が全くない。

午前最後に、小野市の大きな池に遠征し、本日始めての鴨を確認する。アオクビやハジロなどが20羽位浮かんでいる。

Y氏が堰堤側に待ち、私は池の中ほどに行き、少し遠いが居鳥のアオクビに発砲する。

アオクビの群れは池の奥に飛んでしまったが、ホシハジロが堰堤側に被ってきた。

Y氏が1羽落とす。

午後も鴨猟を続けるが鴨の姿はなく、3時すぎて雪が降り出し、今日もダメかなと思ってある池を覗いたら、久々にアオクビの群れが浮かんでいた。

これよ、我らが求めていた光景は。

銃を構えてY氏を見たら、目の前に鴨を確認したジルが仁王立ちしてるので撃てないとジェスチャーで訴えているので、Y氏が移動するのを待つ。

さすがはY氏、目の前の獲物より、犬の先々のことを優先させてくれた。

信頼できる猟友と猟をしている安心を感じる瞬間だ。

こんどこそY氏と目で合図を交わし居鳥に発砲。

2人同時に発砲するが水柱が上がったのは1羽。

どうして目の前に何羽も居るのに、いつも同じ鳥を狙ってしまうのか不思議だ。

飛び立ち際でもう1羽落とし、Y氏も1羽落としていた。

Y氏が落とした鴨は岸に近かったので、池の中ほどに浮かんでいる鴨の回収にジルと向かう。

雪は強くなってきたし、池の1部には薄氷も張っている。水はかなり冷たいようで、ジルはフンフン言ってなかなか水に入らない。

確かに水がこれだけ冷たいと、レトリバーでも、2回水にはいるのは躊躇するだろう。

しかし獲物の誘惑には勝てないようで2羽とも回収してくれた。（このときの写真はデジカメが壊れたのか真っ黒の写真しか撮れていない）

ジルを褒めて褒めまくる。

この後は、さすがのジルもバリケンでふるえているし、人間も鴨の処理をしたら手の感覚がなくなってきたので終了することに。

今日は久しぶりに夢中で撃ったよ。

ジルも大活躍で楽しい猟ができました

 

■　１月１４日　がんばれロク
昨夜、大久保射場の管理人の山本さんから電話があり、ウサギ猟でお世話になっているビーグルのロクが癌に罹っていたとの悲しい連絡を頂いた。

腫瘍はかなり大きくなっていて、今期の猟はもう無理だろうとのこと。

山本さんは以前に、犬の調子が夏バテなどで悪くなったら、鹿の生肉を食べさせると元気が回復すると言っていた。

ロクも食欲がなくなっているが、鹿の生肉なら食べるだろうとのことなので、今日、鹿が獲れたらロクに届けることを約束した。

これはなんとしても鹿を獲らねばと、Y氏といつも鹿猟をする宍粟市に出猟する。

猟場は、あいにく雪が積もっており、自分の足音が気になる。

Y氏は6日にも鹿猟に出ていて、この時は結構な数の鹿を見たようだ。

私も、その時に鹿を見た尾根に入ってみる。

２時間ほどかけて慎重に猟をするが、鹿の姿を見ることは出来なかった。やはり足音がきこえてしまうのか？

ここは、去年に何度か入った山だが、積雪と去年より木が大きくなっていることから、山が全く違ってしまっており、山を大きく回り込んで車の場所に出るはずが、下りた沢が思ってたところと全然違う見覚えがない所に来てしまった。

今日は、いつもの山に入るつもりで、地図を持ってきていない。へたに動くと深みに嵌まるので、来た道を引き返して車に戻る。

山を甘く見たらあきませんね。

Y氏は気づかれる前に鹿を見つけたが、距離があったので大きく迂回して接近。

鹿のいた場所に着たらもういなかったらしい。

もしライフルがあったら楽勝だったらしい。なんとか今期中に許可が下りないものか。

午後も、違う山に２人で入る。Y氏は何頭かが寝ていた所を見たが、発砲には至らず、私は鹿を見ることも出来なかった。

ここで日没まであと1時間になり、今日はタイムアップ。

ロクに鹿肉を届けられず、情けない気持ちのY氏と私。

TVニュースで、今年は山のどんぐりが豊作なので、熊の被害が去年の5分の1と報道していた。鹿も、山に餌が豊富にあるので里に下りてきていないのか。

次回は何とかしなければ

猟場は雪

■　１月１３日　落ち込みますね
正月休みから社会復帰ができていないので、最初の休日が連休というのはとてもありがたい。（社会復帰を遅らせるだけだという意見もありますが）

今日もY氏、ジルと鴨猟に出かける。ここのところ不猟続きなのでここらで大猟といきたいところだ。

いくつか目の池でY氏と二手に分かれる。私が堰堤側に回りこみ、池を覗くと真ん中にホシハジロが浮かんでいる。

居鳥を撃てないこともないが、目の前にすでに鴨を確認しているジルが仁王立ちしており、犬の後ろから撃っても良い事ないだろうとY氏が飛ばせてくれるのを待つ。

案の定、Y氏に気づいた鴨は私に気づいていないようで、理想的なコースで私に向かって飛んできた。

足元に落としてやろうと慎重に狙い、もらった！と思って引き金を引いたのに鴨は何事もなかったように飛んでいる。

普通、これを外すか・・。

焦って二の矢を引くが、こういうときはたいてい引き止まりをするのでまず当たらない。

こういう失中は精神的にこたえる。えらく落ち込む。素質の問題なのでしょうか？

気をとりなおして、前回カルを獲った池に向かう。池が大きいので池の端と端に分かれて池に上がると、Y氏の前からアオクビが出て、Y氏が発砲。

鴨は落ちたが半矢のようで潜ってしまう。Y氏とジルともに１時間以上かけて捜索するが、とにかく池が大きいので見つからない。

久々のアオクビなのに残念。

その後、さらに大きな池でアオクビが６つほど出たが、かなり高いところを飛ばれた。

まあ、午前の鴨を外している猟師に、あの高さの鴨を落とせるわけがないわな。

頼りのY氏は、銃がジャムしてしまい二の矢が引けず結局鴨には逃げられてしまった。

この日の鴨はこれで打ち止め。ジルごめんよ、今日も獲れなかったよ。

でも明日は、鹿猟。獲物が大きいから当たるでしょう。

今日も獲れないの？

■　１月６日　トノと雉猟
今日は、いつもHPを見ていただいているトノのとうさんから「鴨が少ないなら雉を一緒にやりませんか」とのお誘いに甘えて、岡山でベテラン犬のトノと共猟させていただくことに。

トノは現在6歳半でランピオンの直仔。ジルのお兄さんにあたるオス犬だ。

猟場は2km四方以上あるという広大な平地だが、トノのとうさん曰く、広すぎるのと、猟期もここまでくると雉は藪の深いところに入ってしまうのとで、かなり完成された犬でないと雉を出すことができないため意外と猟師は少ないそうだ。

実際、今日は日曜日にも関わらず我々以外では1組しか猟師を見かけなかった。

さっそく2頭を車から降ろすと、夏に一度会っているのでトノはジルを無視して走り出し、ジルもトノの後を必死に追いかける。

トノはものすごいスピードで走りながら、道の両脇のボサを交互に探索している。トノは4〜5時間でもこのまま走るそうで、すごいスタミナである。

ジルはというと、何をしたら良いのか分かっていない様子で、完全に遊んでいる。

まあ、無理もないでしょう。今日で覚えてくださいな。

1時間ほど渉猟したら、トノのゲームソナーがポイントに入ったモードになり、トノのとうさんと私もトノの近くに行く。

ジルも一緒にきたが、途中でツタに絡まって動けなくなりヒンヒン鳴いていたよ。

トノのとうさんが鉄砲を構えていつでも撃てるように準備、しばらくしたら雉が出て、みごと初矢で撃墜。

今期初めてジルに雉を噛ます事が出来ました。

その後しばらくして、トノが再びポイント。

今度のポイントはとても堅く、トノのとうさんが合図してもトノは動かないし、藪を蹴ったが雉も出ない。ジルはその様子を少し離れた場所で、お座りしてじっと見ていた。

5分くらいこう着状態が続きたが、ついにトノが雉を噛み留めした！

鉄砲を使わないで雉が獲れるなんて驚き！ジルママも興奮していた。

さて、その後もいくつか臭いを取るがポイントには至らなかった。5時間猟をして本日は切り上げることに。

楽しい猟をさせていただきました。鴨猟も良いけど、しっかり仕事が出来る犬との雉猟はまた格別。

トノのとうさんから雉のお土産を頂いて帰路についた。ジルママは帰りの途中で殻つき牡蠣やら、高速のSAが2割引の日だったので色々買って帰りました。

ベテラン犬のトノとジルを比べても虚しいだけだが、今日の２頭の行動を比較すると、トノはジルを完全に無視。常に道の両側の藪に入って捜索をしている。

ジルも少しは藪に入るが、捜索といるよりは臭い嗅ぎして遊んでいる感じで、トノが道に姿を現すとそれを追いかける。雉を噛ませたときも、鳥をずっと噛むわけでなく、鴨を取って来たときの儀式ように、背中をスリスリしてお終。

トノのとうさんも言っていたが、ジルの猟欲はまだ強くないからだろう。

今期で２期目、まだ１歳半。色んな経験はさせてますからじっくりとね、成長を楽しみましょう。

しかしジルと雉猟を楽しめる日が来るのも、そんなに遠い将来ではないような気がするのは私だけでしょうか？

雉の猟場、広いです！ 　トノのポイント

今期初の雉　雉のお土産頂きました

■　１月３日　鹿猟始め
今日は広島から、みちのく犬舎のブルトン、ダグダ君を飼っているBalooママさんと、ココネネパパさんママさんを我が家にご招待したので、何とか獲物を持って帰りたい。

まず、いつものように朝の鴨池から猟を始める。昨日アオクビのいた池もさすがに鴨の姿は見えない。

半ばあきらめながらも今期かなり期待して回っている池でカルのつがいに出会う。

居鳥に2発掛けて飛んだところをもう1発撃つが鴨は飛んでしまう。

しかし、1羽は効いているらしく池の先に降りるのをY氏が見ていたので、回収に向かうと、半矢のカルが岸に上がっていて無事に回収。

今期久々のカルガモ、今まで不調だった池にやっと鴨が居たことにほっとする思いだ。

鴨猟を切り上げて、いつもの鹿猟場に向かう。

山は雪が残っているが、鹿の気配は前回よりもかなり濃い。

Y氏と別れて山に入ると、積もっている雪が凍っており足音がかなり大きい。

慎重に進むが40mほど先の斜面で寝ていた鹿が私に気づいたらしく、物音とともに黒い影が2つ山を走った。

あと数秒、鹿が起きるのが遅れてくれたら撃てたので残念だ。

この山での出会いはこれだけだったが、前回は姿が見ることがなかったので良い傾向だ。午後移動して、次の山に行き、Y氏と谷を挟んで北と南の山に入ってみる。

私が入った南の山は、例年であれば鹿の糞がいたる所にあり少なくとも何頭かの鹿を目撃できるが今日はダメだ。

山から下りて鴨の羽を毟っていたら、Y氏がいくらか興奮気味に下りて来た。

どうやら、数メートル先に鹿が寝ていたのに、銃を構えていなかったので撃てなかったようだ。もう少し早く気づいていたら必中だったらしくかなり悔しそう。

今日の分の足を使い切ってしまったのでここでお終。

今期2度目の挑戦だったが未だ鹿を獲る事ができない。ちょっと焦るが、前回は鹿を見ることもできなかったので次回に期待。

さて、家に帰るとジルとダグダが大歓迎でお出迎え。その後は皆さんとジビエ料理で遅くまで楽しく過ごしました。

良いカルガモです 夜は宴会！

■　１月２日　今年の猟始め
今日は今年の初出猟。

いくらなんでも元日から鴨猟をしている人はいないだろう、との予想の元にかなり期待しながら池を回るが鴨がおりません。

しかし、民家近くの鉄砲を撃ちづらい池を覗くと、やはりアオクビの群れがいました。

さすがに正月から民家近くで発砲するわけにも行かずここは見送るが、この下の池にもアオクビが浮かんでいた。

ここは、矢先を上に向けなければ問題なく撃てるでしょう、と車を降りて池の傍に回り込み、Y氏と、どの鳥を撃つか話したとたんに飛ばれる。

鴨は二手に分かれて飛んだが、私のほうに飛んだ鴨は、矢先が道路に被っており発砲できない。Y氏もすかさず1発撃つがあとは矢先が心配で発砲できない。

しかし、Y氏の撃った鴨には当たっているらしく、上にある池に鴨が降りた。

すぐに車で向かうと、池の真ん中で鴨がもがいているのが見える。

ジルを下ろして回収させよとするが、朝日の逆光で鴨が見えない。

それでも私の指示でジルは池に入ったので、石を投げて方角を指示するとしばらく泳いだら鴨を確認できたようで、無事に回収。

いや〜、進歩しました。

さて、その後ある池でF夫妻とお会いした。Fさんは、英ポのジャックとボスの2頭を使って、いつもご夫妻で猟をしている。ポイント犬のページに貼ってあるポインターの写真はボスのものだ。

Fさんも最近鴨の姿を見ていないことのこと。

せっかくなので、一人では難しい大きな池を一緒に攻略することに。

池の端にヒドリの群れがいたので、３手に分かれFさんが池の奥から、私とY氏は池の中腹で待ちに入った。

私がかもに一番近いところで隠れていたが、いつまで待ってもFさんの銃声が聞こえないので「これは私から仕掛けるのかな？」と鴨の見える場所に移動したところで、鴨が立った。私とY氏が発砲するも全て失中。

Fさん、面目ない・・。

しかし、ジルはボスと一緒に走れて大喜びしていた。

さて、その後も出会いは無くここで最後にしようと話していた池に鴨がいた。

私が発砲。初矢はみごとに失中、二の矢で落とすが、半矢らしく潜られる。私が池の上から見張りY氏に池の降りてもらうと岸にいたらしく、Y氏が留めを撃って無事回収してみるとスズガモのメス。

こんな日はどんな鴨でも獲ります。

明日は鹿猟、前回のリベンジです。

逆光で獲物が見えません　鴨を確認できました

無事、回収　本日の猟果

 

■　１２月２７日　今年の終い猟
今日は、ジルママと出猟。

朝方は霧が出ていて池が見えない。

本日、１番期待している池も霧の中。

ここは、前回ジルママと出猟したときにカルが出た池で、今回もママに勢子を頼むことに。

池に下りて来るときには歌でも歌いながら賑やかに下りるように、と言い残して堰堤側に回りこむ。

携帯で合図して、堰堤の茂みに隠れていたら「ポッポッポ〜、ハトポッポ〜」といくらか調子外れの歌声が・・。

そうきたか！思わず笑ってしまったよ。この次は「鴨ん、アイリーン」でお願いしよう。

さて、この池でも鴨の姿は見れず。

平日なので、いくらか期待しての出猟だったが、結局１羽の鴨にも出会えなかった。

いくらなんでもこんなことは初めてだ。

明け方は寒かったが、天気が良い日中はシャツ１枚とベストでも暑いくらい。ススキも生えており、秋がまだ燻っている。季節が１ヶ月ずれている。

救いなのは、ジルとの出猟だと、山中を走っているのを見ているだけで幸せな気持ちになり、猟が単調にならないこと。

ジルママもジルの撮影会と割り切ってそれなりに楽しんでいるようだ。

でも気温が高いこともあって、池では行く気マンマンなジル。ちょっと申し訳なかったな

霧の猟場　天気は申し分ないのですが・・

■　１２月２４日　鹿猟
今日は、今年初めての鹿猟で、ジルはお留守番。

去年のこの日は、初めての大鹿を獲った縁起の良い日なので、ジルにクリスマスプレゼントを持って帰りたい。

朝一は、鴨池を回ってから鹿の猟場に行くことにするが、昨日に続いての出猟なので、やはり鴨の姿は無かった。

さて、鹿猟場に移動して鹿の形跡を確認するが、去年はそこかしこにあった鹿の歩いた後や、フンなどの形跡がない。

大物を専門に獲っている人の話では、山に餌が豊富にあるので、まだ鹿が里に降りてないと聞いていたが、ここもそうなのだろうか？

私達の鹿猟は単独忍び猟なので、いつもの通りＹ氏と別れて山に入る。

山の中にも鹿のフンはなく、獣道も最近使われた形跡がない。

山を登りきって稜線に出ても鹿の警戒鳴きは聞こえない。結局、この山ではＹ氏が警戒鳴きを一度聞いたのみで、私は鹿の気配も感じなかった。

午後に次の山に移動するが、こちらも鹿の降りてきた形跡は去年よりはるかに少ない。

2時間ほどかけて猟をしたがこちらは全くだった。

やはり山から降りてきていないのだろう。一度雪が降れば降りて来ざるえないと思うのだが、暖冬でスキー場も雪不足な今年はあまり期待できない。

鴨といい鹿といい、今年は山の恵のために、猟師に恵みはおあずけのようだ

獣道も使った跡がない　フンも少ない

■　１２月２３日　不猟続き
今日もＹ氏と鴨猟に出かける。

夜明けから池を回るが全く鴨がいません。

午後になって、やっとホシハジロが6つ浮かんでいるのが見えた。

いつもならスルーする海鴨もこの日は貴重な獲物なのでＹ氏と池を挟んで攻める。

Ｙ氏に堰堤側に隠れてもらって私が池尻のまわると、鴨は堰堤側に泳いでいった。どうやらＹ氏には気付いていないようだ。

居鳥に向けて私が発砲すると、鴨が超低空飛行で堰堤側に飛んだ。

Ｙ氏から見たら理想的なコースだと思うのだがなかなか発砲しない。

きっと、向え矢で鴨が来たのでどこを狙っていいか困惑したいるのかなと思っていたら、2発撃って1羽落とす。

後で聞いたところでは低空過ぎて対岸にいた私とかぶってしまっていたとの事。

失礼しました。

結局、この日姿を見たのは、このホシハジロのみ。

途中、Ｙ氏と知り合いの猟師に会ったので状況を聞いたら、雉はけっこう好調な様だが、やはり鴨はいなくて行くところが無いとの事だ。

解禁で第１陣に渡って来た鴨を蹴散らしてしまって、第２陣の鴨が来ていないのだろう。

今年は、例年になく渡りが遅いようだ

本日唯一の猟果

■　12月16日　佐世保の発砲事件
つい先日、Ｙ氏と「今年の初猟は大きな事故が起こらなかったな。」などと話していた矢先、エライ事件が起こってしまった。

こういう事件が起こると、当局の規制が厳しくなり、しっかり決まりを守りながら銃を趣味としている人は大変な迷惑を蒙る。

最近、世間を騒がせていた拳銃による発砲事件は、言い方は悪いが対岸の火事で見ていた。

しかし今回は散弾銃、しかも正規の許可を取ったもの。

私的には現行の制度でも新規または新銃の申請時と、3年に1度の許可書の書き換え時に正業や住所、使用目的の確認（射撃場のスコアカードを提出するとか）をきちんとすれば、十分安全は守れると思うのだが・・さてどうなることやら。

今日も夜明けとともに池を回るが鴨の姿が無い。水曜日にはそこそこ鴨の姿が見れたので、やはり土曜日に蹴散らされてしまっているようだ。

そこで、水曜に鴨の群れを見た大池に行ってみる。Y氏が池の中ほどに潜んで、私が奥から追い出すことにした。

池の奥に進んでいくとY氏の鉄砲が鳴った。私の位置からは鴨の姿が見えなかったので引き返すと、Y氏がホシハジロを落としていて、ジルが来るのを待っていた。

鴨までかなり距離があったが、無事回収。

犬なしで猟をしていたころは、この池で鴨を落としたら回収が大問題だったが、落ちている鴨を確認さえできれば、ジルは距離に関係なく回収してくれる。

去年のジルでは、回収させようという発想すら起こらないような距離だ。

訓練というのはすごいものだと実感する。

途中、ジルが池に嵌まるハプニングあり。コンクリの壁を飛び越えて走るつもりが、壁の向こう側は水面だった。

目はイッてるし、犬掻きは手足がバラバラでかなりあわてていた模様。

壁の反対が池だったから良かったようなものの、崖だったらと考えるとゾッとする。

さて、その後はいくつかの池で鴨を見るが獲ることはできず。また来週がんばりましょう

ジルの遠泳 本日の猟果ホシハジロ

■　12月12日　平日猟
今日は、久しぶりの平日猟。

午前中に用事を済ませて、10時過ぎからジルママも一緒に出猟。お天気が心配なので確率が高い池から回る。

1番目に先週雉が出た池に行きジルを放そうと考えたのだが、池の周りが草刈されてきれいになってしまった。これでは雉は隠れるところが無い。

2番目の池で首の青い鴨が出る。

久々のアオクビ頂き！と引き金を引くが、初矢失中、二の矢で落とす。ジルと急いで回収に向かい池の真ん中でひっくり返っている鴨を見ると、足が灰色。

アオクビにしてはちょっと小さいなと思ったがヨシガモだったのね。

もし、ヨシガモが狩猟鳥獣から除かれたら、うかつに引けないな。

鴨はジルが無事回収。

猟期前、水が冷たくなるのでジルが水に入るかどうか心配だったが、獲物を噛める喜びが勝っているようで、水中の回収に関してはほとんど心配いらなくなった。

本日一番期待している池では、堰堤の対面からママに鴨を追い出してもらうことに。

私とジルが堰堤側の草むらに隠れて池を覗いたら、案の定、ヒドリが4羽浮かんでいる。

さっそくジルママに電話をして池に下りてもらう。ところが、いつまで待っても鴨が飛ばない？

草むらから顔を出したら、気がつかなかったのだが左手の木陰にカルが2羽いたようで飛び出した。池の奥にはジルママがいるのでこちらに被ってくるだろうと撃たないで様子を見ていたら、カルはジルママの真上を飛んで行ってしまった様だ。（きれいな写真が撮れていたよ）

しかたないので、ヒドリに発砲。羽が派手に散ったが半矢で飛ばれてしまった。

後でジルママになんで飛ばせなかったのか聞いたら、ジルママは鴨が飛んではいけないと思って隠れていたようだ。

それでは勢子にならないやんか！

どうも初猟のときの追い出しがうまくいかなかったので誤解があったようだ。

鉄砲が鳴ったのでジルは行く気満々で池を見ている。

「ごめんよ、落とせなかったよ。」とジルと池を後にする。

結局この日のクライマックスはこの池で、3時過ぎに雨が降り出したので引き上げることにした。

途中に一箇所、一人では手が出せない大きな池を下見したら、鴨の群れを見ることができた。ここは日曜日の楽しみにとっておく。

しかし、早い池で鴨が取れていたので気が楽だったが、あのカルは悔しかったな。

回収は楽勝 逃したカルガモ

■　１２月９日　鴨がおりません

今日も夜明けとともに鴨池めぐりに。前々回からルートをかえて調子が良いので今日も同じコースで回る。

朝一の池は、車を池のすぐ脇に止めることができるので、ジルは車の中でお留守番。

Y氏が堰堤の北から池に近づいたらブルッブルッという羽音とともにメス雉が飛び出しおどろく。２〜３歩進んだら、メス雉がまた出た。

いったい何なんだと、Y氏と顔を見合わせ、気を取り直して池をのぞいたら、ちょうどスキートの4番プールのように10mほど先の岸からオス雉が出た。

今度はY氏が発砲するも失中。

いや〜、雉のスピードが早いのなんのって。

この池の周りに雉がいるのは前回逃げられたことから分かっていたが、まさか池の岸にいるとは思わなかった。

もしジルを出していたら堰堤のメスにポイントしたかもしれないが、まず信じないだろうな。次回は要注意だ。

その後鴨の姿は全くなく、私が1番期待している池に。

ジルと私は堰堤側から近づき、Y氏に池の尻から鴨を追い出してもらうことに。

堰堤から覗くとコガモちゃんの群れが見える。

雑草に身を潜めてY氏が追うのを待つと、計算どおり鴨は理想的なコースを飛んで来た。

初矢で2羽池に落とし、二の矢で田んぼに1羽落とす。

ところが初矢の2羽が半矢！すぐに留めを撃つが１羽に潜られてしまう。

もう1羽は堰堤際の草むらに逃げ込んでおりY氏が留めを撃ったら、鴨は私に気づいていない様で私のすぐそばに出た。

距離が近いのでまともに撃ったら食べるところが無くなってしまう。

頭を狙い発砲したら、なんと腿を含めた下半身が吹き飛んだ？

やっぱり頭に血が昇っているようだ。

昇天した鴨をジルに回収させるとコガモではなくハシビロだった。

話は変わるが、ジルがレトリーブするようになって、この子がソフトマウスなのを知った。これは、回収犬にはとても大事なこと。

歯の硬い犬は回収した獲物を噛み抜いてしまって肉が荒れてしまう。

ジルの回収した鴨には歯のあとは全く無い。おやつをあげるときなどに、わざと口の中に指を入れるようにしてはいたが喜ばしいことだ。

二の矢の鴨はすぐに回収出来るだろうとジルと田んぼに降りた。

ジルが鴨を見つけ近寄ったとたん、鴨は飛んで逃げた。銃の弾は抜いていたので、呆然と鴨を見送る。

さっきの留め矢といい、私の構えには致命的なクセがあるようだ。

さて、結論から書くと、今日の猟果はこのハシビロだけ。

ボーナスステージは朝一の雉で、日没まで猟をしたがマガモ、カルガモには全然お目にかかれない1日だった。

こういう日は疲れるのよね。来週はどうでしょうか？

本日唯一の猟果、ハシビロガモ

■　１２月２日　初雉

今日も師匠Y氏と出猟。

朝一の池でカル2羽発見。

いくらか距離があったが、Y氏とともに居鳥に発砲するも全然効いている様子は無く逃げられる。

ところが、この銃声で我々の手前の岸から別のカル2羽が飛び出した。Y氏とともに2羽落とせた。

Y氏が落とした鴨は即死状態だったが、私が撃ったカルは半矢で、少し手間を取ったが何とか回収。

次の池に行く途中、まだ8時前だというのに田んぼに雉が立ちんぼしているのを発見。

今考えたら、すかさず狙い撃ちしてジルに噛ませれば良かったのだが、ジルにポイントさせて撃ち落したいなどとスケベ根性を出し、私がジルをハンドリングし、Y氏が射手になってもらい車からジルを出すが、ジルに指示を出したり何だりしているうちに雉に飛ばれてしまった。

今期初のチャンスだっただけに悔やまれてならない。

しかし今日は早い時間に出会いが続いて、思わずY氏に「今日は大猟の予感」などと言ったら「それいったらアカン、良い事ないって」と窘められるのだが、その後は、出会いがあっても大きな池の遥かかなたに居てみたり、弾を抜いてから飛んでみたりと、全くそのとおりの展開になってしまった。

朝一で鴨を確保していたから良いようなものの、師匠すんません。

今日の猟果 

■　１１月２５日　ウサギ猟
今日は、山本さんとウサギ猟。

待ち合わせは１０時なので、朝は鴨池巡り。

一昨日と同じルートでまわったら、今回は予想通り１番目の池でマガモが３つ出た。１つ落とせたが池の真ん中に落ちる。

さて困った。今日はジルがいないゾ。

池の周りは藪で鴨回収のリール竿は振れず、なすすべナシ。時間もないししばらく待てば風で岸によるだろうということで、別の池に行く。

いくつか目の池でまたマガモを落とすが再び池の真ん中に。

しかし今回は竿が振れたので、なんとかリールで回収できた。

待ち合わせまで時間もなくなってきたので先ほどの池の戻ると依然鴨は池の中ほどに。

ココは覚悟を決めて、何とか竿が振れるまで、剪定鋏を使って藪を切り開き悪戦苦闘の末、何とか回収。

回収後、鴨の内臓をきれいにして山本さん宅へ。

先週の話ではウサギ犬のゴとロクは太りすぎで走れないとのことだったが、会ってみたら、まあかなりお太りではあるがそれほどでもない。

山についてみると、昨年まで猟が出来ていた山に人の手が全く入らなくなったようで下草が伸び放題。

さっそく犬を山に放しウサギを起こすのを待つが、ゴとロクは反応せず。次々移動するがウサギはいない。

２時過ぎくらいにやっと初めてのウサギを起こしてくれた。

山本さんの指示で待ちに入るが、山は葉がまだ落ちておらず極めて見通しが悪い。

１度だけ、犬の鳴き声が近くに聞こえたがその後は全く聞こえない。

不安になりながら待っていたら山本さんが呼びに来て「ウサギは我々がきた方角に戻って、逃げ回っているようなので移動する。」とのこと。

３人が散開して移動する。

山を下りながら移動するが犬の鳴き声は近くならず結局、谷まで降りてしまった。

山本さんとＹ氏がどこにいるのかさっぱりわからないし、犬の鳴き声も聞こえない。

捜索に加わろうといったん山を登り林に入ろうと思ったが、これ以上行くと迷いそうなので待ってることにした。

３０分ほどで２人が帰ってきたがやはりダメだった。

山本さんの話では、通常ウサギには縄張りがあるので、犬に追われても起こした場所からそう遠くないところを逃げることになるが、このウサギはとても広い範囲を逃げた。ということは、このへんに他のウサギがいないということだろうとのこと。

山は人の手が入らなくなるとすぐに荒れる。後１０年もしたら猟場は半分になってしまうかもしれない。

本日の猟果　ウサギ犬、ゴとロク

ここはもともと田んぼ。荒れ放題

■　11月２３日　大活躍
今日も師匠Ｙ氏と鴨猟。

今日は、今までとルートをかえて一昨年にブレイクしたが、昨年は全くだった池を朝一に覗いて見る。

というのは、別に池の感じが変わったわけでも、水が少なかったわけでもなかったので、きっと朝一に誰かがまわっているのではと考えたから。

ワクワクしながら覗いてみたが鴨は見えず。

まあ、そう上手くはいかないですな。しかたないので、この池の近くからまわることに。

すると、やはり誰か来ているのか、３つ目の池でカルガモが３つ出てＹ氏と２つ落とす。

１つは池の真ん中に落ち、ジルがすぐに回収。

もう１羽は藪に落ちたが、半矢ぎみ。Ｙ氏と捜索するも中々見つからない。ジルも地上に落ちた鳥の回収は期待できない。

鴨は足が無傷だと考えられないようなスピードで走るので、山を駆けたかなと半分諦めかけた時にＹ氏が発見。

鴨はやはり半矢。

聞いたら藪の中でジルが藪に隠れていた鴨にポイントしていたので見つけられたとのこと。

前回、地上に落ちた鴨をどうやってジルに回収させようか悩んでいたが、今回は半矢で鴨は動いていたのでポイントしていたのだろう。

今日はその後は出会いが少なく、猟果はハシビロが１つだけ。これも、ジルが水中レトリーブで回収してくれた。

ところが、今日はジル大活躍の１日にもかかわらず、デジカメの電池切れでレトリーブの写真なし。（猟果だけは携帯で撮りましたが）

あさってはウサギ猟。ジルはお留守番。

ジルの勇姿は無し

■　11月18日　Y氏と出猟
今日は、師匠Y氏の解禁日。

今後は、ジルとY氏と3人での猟なので、実質的に今日が我々の解禁。

金曜で南側が今一つだったので北側から回ることに。4箇所までは空振りに、たった3日でこんなにも鴨がいなくなってしまうものか。

しかし、今期1番期待している池でマガモが3つ迎え矢で出た！いつも引き付け過ぎて外すので、早めに発砲するも、初弾失中、二の矢で1羽落とせた。

しかしこの出方なら2羽は落とさなくてはならないところ。あいかわらず迎え矢ヘタです。

鴨は藪に落ちたのでジルと回収に向かう。藪の中でジルは山を走りまわっているが鴨は見つからず。

落ち方がきれいではなかったので、半矢で走ったかなと思っていたが、Y氏が発見した。

発見場所はそれほど奥ではなく、おそらくジルもそばを通ったと思われる。

ここでハタッと気がついた。

水が苦手だったジルは、水中のレトリーブは訓練したが、地上に落ちた鴨は何も訓練しなくても勝手に回収してくると思っていたので何もしていない。（実際、師匠が使っていたポインターはそうだった）これは大きな勘違いだったのでは・・。

後日、長年ブルトンで猟をしている人からも「この回収は実はとても難しい」という情報を頂いた。

さて、また難題が持ち上がったゾ。猟犬は一日にして成らずですかね。

その後、ジルを車に残して民家の近くの池を見に行ったときに雉が3つ出る。こういうときに限ってと、毒づきながら急いでジルを放すが臭線には乗らず・・残念。

ほかは、マガモのメスをY氏が池に落としジルの出番となったのだが、鴨に向かって石を投げて場所を教えても水面いっぱいに落ち葉があり、鴨の姿がその中に隠れてしまってジルには見分けがつかないようで回収に行ってくれない。しかたないので、風で岸まで寄るのを待って釣竿を使って回収した。

結果、今日の猟果はマガモ2羽。

今日のジルは全く仕事をしませんでしたが、Y氏が鴨を手にすることが出来てまずは一安心。

やはりこのメンバーでの猟は楽しい。来週もがんばりましょう

今期初のアオクビ 

■　11月16日　ジルの解禁日
今日は、ジルの解禁日。

なんとジルママも一緒に猟をすることに。今まで、ジルママが猟に行くなんて考えられなかったこと。毎週のようにジルと山に行ったことで、猟に対する認識が少し変わってきたかな？

いずれにしても、私とジルには嬉しいことだ。

去年のジルは猟に慣れる事が目的だったけど、2期目になる今期は、猟期前の訓練が満足できたことから結構期待している。

さて、去年は猟場を北から回ってダメだったので今年は南から回ることに。

朝一の池からいくつかは、オシドリがパラパラ出るものの肝心の鴨の姿は見えない。

先週の下見ではまずまず着いていたのに、昨日一日で蹴散らされた感じだ。それでも4つ目の池にヒドリガモの群れを発見！

池が大きく居鳥には弾が届かないので、ジルママに対岸に回りこんでもらいこちら側に寄せる作戦に。

私が草叢に実を隠して様子を見ていたらママさん大胆に近づいたもんだから、鴨が一斉に飛び立ってしまった。「なんてことすんだ」とママさんともめていたら飛んだ鴨が戻ってきたので発砲、1羽池に落とすことが出来た。

落ちたのはコガモでヒドリの群れにコガモも混じっていたようだ。

さあ、ジルの出番！最初はフンフン言っていたがなんとか回収してくれました。

夏の間の苦労が報われて感無量です。

午後は、雉場を回るが雉の鳴き声も姿もなし。鴨も数が少なく、2つの池でアオクビを発見したが池が大きすぎて手の打ちようが無い。Y氏と二人だったら挟むことが出来たのに残念。

まあ、ジルも頑張ったし、ジルママも思いのほか猟が楽しかったらしくまた行くといっているし、アオクビも見たしでよしとするか

 レトリーブに感無量　1年で成長しました

■　11月15日　祝！解禁
いよいよ今期も始まりました。

地球温暖化かなんだか知らないが、解禁だと言うのにやけに暖かい。これで鴨が渡ってくるのでしょうか？

毎年解禁日は、猟友会の同じ支部の人たちと姫路方面に出猟。5人での猟になるので大事を取ってジルは留守番。

さて、本日の猟果は、カルガモ4羽、ヒドリガモ3羽。今年はカルガモが良いようだ。気がかりはマガモに全く出会わなかったこと。やはり渡りが遅れているのか。

明日は、ジルの初出猟！今年も事故と違反に気をつけて猟を楽しみましょう。

カル４、ヒドリ３ 

■　11月3日　福井遠征Part2

今週も雉に当てる為に福井まで遠征。

今回は天気がいまひとつだったので数は出なかったが、先週、雉を体験していたお陰で、数少ないチャンスをものにできた。

捜索とポイントの動画をご覧ください。

■　１０月２８日　福井遠征
昨猟期は、まだ1歳にも満たないこともあり猟の雰囲気や猟野での行動に慣らすことが目的であったが、1歳半になる今期は少しは仕事をしていただこうということで、野生の雉を当てにY氏と福井まで遠征した。

朝5時に家を出発し、8時過ぎに目的の河川敷に到着した。とりあえず車を降りて双眼鏡で雉を探したら、車の脇のソバ畑の畦に雉が立ちんぼしているのをいきなり発見。

すぐジルを降ろして畦を歩かせる。何がなんだか分かっていないジルは嬉しそうに畑を走っていたが、雉の臭いを感じたらしくテポテポ雉のほうへ無防備に近寄る。そろそろ雉のいる場所かなと思って見ていたら、いきなりジルの鼻先からブルブルッという羽音とともに雉が飛び出した。

いきなりのことでジルはびっくりしていたが、これが効いたらしく寝ぼけ眼だったジルの目が、近所の野良猫を追いかけたときと同じように三角につりあがっている。

よしよしということで再び雉を求めて堤防の上を車で流していたら、Y氏が対岸から3羽飛んで先の草むらに降りるのを見つける。

すぐ車を停めてジルを雉が降りたあたりに向わせると、しばらくウロウロしていたが臭いを取ったらしく土手を駆け下りてボサの中に入っていく。今まで私の後からしかボサに入らなかった我が家のお嬢が自分からボサに入るのにビックリ！

土手の上から草の動きでジルを追ってみると、しばらく探し回ったところで動きを止めたのがわかった。おやっと思った数秒後にジルのいるほんの30�僂�らいのところから雉が飛び出す。

ホエ〜ッ、まあこのくらいのことはするだろうなとは思っていたが、実際目の当たりにすると血ってすごいなと思う一瞬だった。

どうやらジルは雉の匂いは覚えたようだ。ここまでくれば後はどれだけ数を当てるかが勝負になる。

また車を走らせると堤防の上に雉が歩いて脇の草叢に入っていたのが見える。

ジルを車から降ろしたらすぐに臭線に乗り、雉がいたところに1っ直線。草叢に頭を入れたら出会い頭に雉が飛び出す。

まだポイントは無理かなとY氏と話していたが、ジルは草叢に入ったまま出てこないでまだ何かを探している。様子を見ていたら、草の中でジルの動きが止まり数秒後に雉が出た。

もし草が枯れていたらポイントしているところが見えただろう。

ジルが上がってきたので雉が降りたボサに向かう。ジルはしきりに高鼻を使っているが、ここのボサは密度がすごい上に小さな棘のある草で、さすがに入ろうとしないので、私が草叢に入ったら出るわ出るわ。踏み出しで雄雉ばかり５羽くらい出て、川の対岸に飛んでいった。
野生の雉も居るところには居るもんだ。

雉が飛んでいった、対岸に車を走らせたら、他府県ナンバーの車があちこちに止まっており猟師が犬を放している。
どうやらここは、鳥猟師には有名なところらしい。

さすがにここに入るのは無理なので、この人たちがまた飛ばすかもしれないということで再び対岸に移動し、雉の姿は見えないが風下からジルを入れてみることに。

ジルは、ボサと田んぼの境を探していたが動きを止めて草叢にポイント。

様子を見ていたが２〜３分動かなかったので、私がジルの背後に移動したらジルが振り返り私を見た。

私はてっきり雉の臭いは取っているのだがボサにはいるのをいやがってどうしようかと私を見たと思い（これはすぐに間違いであることに気づかされるが）ジルに向かって一歩踏み出したと同時に、ジルの鼻先30�僂里箸海蹐�ら、豪快な羽音とともに雄雉が飛び出した。

最近、鳥肌が立つような感動ってありましたか？このときはさすがに全身の鳥肌が粟立つほどの感激を味わいました。鳥猟犬はポイントすると猟師に指示待ちのサインを出すとは聞いていたが、まさか自分の犬がそれをするとは・・。

いや〜、今日は楽しかった。

今のジルは、乾いたスポンジが水を吸い込むようにあらゆる体験を吸収しているようだ。

今の私の義務は数多くの経験をさせること。来週も遠征だっ！

ポイント　">クリックで大きくなります

■　９月３０日　祝１周年

ジルのHPを立ち上げてから1年が過ぎました。

当初はHPに関する知識も全く無いし、HTMLの存在すら知らないくらいでしたから、あくまで手軽にジルの成長を日記につけたいな、と思い、始めたもので、サーバーもプロバイダのおまけについている無料のHPスペース。（表紙のOld Dairyから見れますよ）
ページ数が3枚だけで写真の貼り付けも出来ないサイトでした。

ところが、元来が凝り性な私・・。

写真の貼り付けがままならないこのHPは半月で飽きてしまい、現在のサーバーを借りることに。
またどうせならということでジルのドメインも取って現在に至っております。

非猟期の現在は猟ネタがないことから、目標のワイルドなハンティングサイトからは程遠い、ジルママ日記中心（まあ、よく続いておるなと感心してますが）の愛犬家サイトと化しております我らがgille.sakura.ne.jpですが・・、猟師の皆様！

いよいよ解禁まであと1月半となりましたぞ！

ジルのレトリーブは現在絶好調。今月末は雉を求めて福井に遠征します。いざっ！

１年前のジル 今のジル

■　8月2日　レトリーブ続き
本格的に暑くなって、毎週末はレトリーブの訓練をしている甲斐あって、ジルのレトリーブもかなり様になってきた。

いまだに、初めての池では、ダミーに向って泳ぎ始めるまでに、フンフン言ってから準備運動しているような独特の儀式を必要とするのだが、一度水に入ってしまうと、その後は水際で「早くダミーを投げろ！」とばかりにやる気満々で待機する。
また、以前、入ったことのある池ならば、ほぼためらいなく泳ぎ始めるようになった。

と言うことは、鴨の居るすべての池であらかじめ泳がせる必要があると言うことか？これは結構大変だぞ。

話は変わるが、先日のドッグビーチには、沢山のレトリバーが来ていた。

この犬種のレトリーブは、やはりブルトンとはレベルが違う。

飼い主が海にダミーを投げると、ブルトンはどの子も水際で、一旦水があることを確かめてから入水しているに対して、レトリバーはダミーに向って一直線で、陸地だろうが水があろうが関係なく、トップスピードのまま水に飛び込んでいく。

さすがに専用に改良された犬は動きが違うと感心する。これだけダミーに対して執着できれば、冷たい水だろうが、流れがきつい川だろうが回収に行くだろう。

さて、今は暑いから喜んで水に入っているが、猟期の水は冷たいよ。
はたして今期ジルは、回収技を見せるのだろうか？

いまだ不安である。

チェサピークベイ・レトリバーと なんとなく様になってきた？

■　6月3日　レトリーブ
鴨猟に使われる犬の、最も重要な仕事は水上に落ちた獲物の回収。

これが完璧にこなせるようになれば、私が猟犬に求めている仕事の半分はクリアー。

ブルトンを選んだ理由の一つが、ブルトンは水が好きなことと、回収が上手いと聞いていたから。

ところがだっ！ジルは水が嫌い。嫌いと言うよりは、水が怖いらしい。

自分の足が着く深さの水には喜んで入るのだが、足が着かないところには行こうとしない。本人、泳げるのは判っているのだが、いまひとつ度胸が足りないようだ。

そこで、今年の夏は、ジルの水入りを良くすることが目標ということで、週末は池で遊ばせることに。

今日は、師匠Y氏と子息のK君と一緒に猟場の山へ。
浅い川で、思いっきり遊んだ後、池に連れて行ってレトリーブを。手ごろな枝を投げて「もってこい」をさせる。足が着くところは全く問題なし。今度は深いところに投げてみる。ジルは、枝を取りに行きたくてフンフン言っているが、踏切りがつかない。

一緒に見ていたママと師匠は「少し遠すぎるんじゃない？」と言っていたが、言葉でジルを励ましていたら、ついに泳いで取ってきた。すかさず皆で褒めちぎってご褒美のジャーキーをあげる。

どうやら今日は、師匠に良い所を見せたいのか、やる気満々で何度もレトリーブしてくれました。
あせって仕込む気はないが、やはり、来期には使える犬になってほしいので、今日はうれしいぞ！

帰りには淡竹（破竹）のタケノコが出ていたので、しっかりいただいた。グリル焼きが絶品だった。

（後日談：次の週にも池に行ったが、全然ダメでした。まあ、あせらずじっくり、ジルのペースでいきましょう。）

泳いでます 淡竹のタケノコ

■　5月20日　Ｚ会
Z会は、毎月大久保射場で行われているクレー射撃大会。

スキート、またはトラップの好きなほうを2ラウンド撃ちで競われる。スキートとトラップを1ラウンドずつでも可。

Z会の1番の特徴はルール。2ラウンドで1番多くのクレーを割った人が勝つかというとそうではない。

まずトラップでは、通常はオレンジ色のクレーが出るのだが、ランダムに白いクレーが混じっている。この白色クレーを割ることが出来たら、クレー1枚に対し缶ビールが1本頂ける。

スキートは、プールのクレーが全部白で、1ラウンド目で割れたプールの数だけビールがもらえる。

５〜６人の人が射台に入って順番に撃つので、白クレーの混ざっている確立は、もちろん人によって違ってきて１人当たり５〜１０枚とけっこう差がある。

色違いのクレーを混ぜての射撃会は、猟友会の射撃大会に似ているが、猟友会では、白色クレーを撃ってはいけない（撃つと割れても割れなくても、1つのペナルティー）が、Z会はその逆にしたわけ。

つまり、オレンジをどんなに割ったとしても、白を外すと景品はもらえず、最終的に何枚のクレーを割ったかは、全く成績に関係しない。
でも、満射だけは、さすがに満射賞がある。

Z会は、一般的な射撃大会と違い、実猟している人を参加の対照として考えられていて、違う色のクレーを混ぜるルールは、実猟野で獲物が出たときに、それが撃っていいかどうか、とっさに判断出来ているかどうかをルール化したものだそうだ。

私と師匠は、今日はトラップでエントリー。

さて、本日の猟果はというと、割ったクレーが1ラウンド目20枚、2ラウンド目が22枚。出た白クレーが少ないところにもってきて白を1枚外してしまい、ビールが９本でした。

トラップ　スキート

景品のビール　射場に来ていたセター

■　5月9日　スズラン
今年も、裏庭の片隅に植えてあるスズランが、今年も花を咲かせました。

このスズラン、私が初めて一人暮らしを始めた北海道での、大学生生活1年目の母の日に、実家へ1株贈ったもの。

その後、群馬の水が合ったのか畳2畳分ぐらいの面積まで繁茂。
2年前、実家を引き払った母と一緒に、また1株になって我が家にやってきたもの。

去年は、ジルに掘り返されて瀕死の重症だったのですが、そこは北海道では雑草のスズラン。見事に復活してくれました。

北海道は、田舎もんの私から見ても、大自然な北の大地でありました。

私は、札幌と小樽の境にある6畳一間のアパート（ユニットですがバストイレ付、そういえば湯沸し機はパロマの開放型でした）で暮らしていたのですが、アパート裏の原野では、スズランや水芭蕉（葉っぱがでかいの！）が普通に生えてましたし、近くの海岸では、腰くらいまで水に入って足で砂をグリグリしたらホッキ貝がいくらでも採れました。

もし、本当に北海道の良さを理解しようと思ったら、やはり一冬生活してみることをお勧めします。

そりゃー、北の大地の冬の寒さは半端でないです。お風呂の水を抜き忘れて2晩も家を空けたら、バスタブ大のブロックアイス出来てますし、トイレの水が凍ってしまって、吹雪の晩に自分の部屋の明かりを見上げ情けない気分に浸りながら、おしりにしもやけこさえたこともありましよ。

でも、そんな冬を乗り越えてこそ、雪がなくなる春と、その後の夏のありがたみが増すわけでして、例えるならサウナの後の生ビールですか。

あ〜、北海道行きたい。

シーズンオフ中は猟のネタが中々無いのですが、更新しないのも寂しいのでこんなネタを。

オチは、北海道にはたくさん鴨がいそうだという事で。

スズランは可憐だね 

■　3月31日　しつけ教室卒業
ジルが2ヵ月半のパピーから続けていたしつけ教室が、今日で卒業ということになった。

まっさらだったジルを、約1年見てきたトレーナーの高山先生は、もっとジルの完成度を上げたいようだが、飼い主としては、十分なレベルになったと思うので卒業の運びとなった。

カウンセリングを含めて、レッスンの回数はのべ22回。

レッスンのきっかけはどこも同じで、ジルが我が家に来て半月は、我々が犬の飼育に関して素人だったこともあり、酷過ぎる甘噛みとトイレの問題、相次ぐ無駄吠えで、家族皆が疲れてしまった。このままでは、ジルを飼う事自体いやになってしまうと思い、プロに相談しようと考えた。

ネットで色々なドッグトレーナーのHPを見たが、生後3ヵ月経っていないジルは、いわゆるしつけ教室に参加することができないため、出張でのレッスンをしていただける高山先生にお願いした。

レッスンは8回1クールで3万円。当初、結構高いんだななどと思ったが、その効果はテキメン。我々がジルとの接し方を変えただけで、甘噛みは、おそらく2週間位で解消したと思う。トイレの問題も、成功したら褒めるという、基本的なことを繰り返すことにより、１ヶ月位でほぼ解決。無駄吠えも、無視していたら自然と治まり、今では1週間ジルの鳴き声を聞かないなんてザラ。
なので、以降は脚側歩行や呼び戻しなど、ひとつ上のランクでのレッスンとなった。

犬のプロが来てくれるということに、ジルママの精神安定作用もあって、結局3クールお願いして、今後何かあったらすぐに高山先生に相談できるように3回分残して今日を迎えた。

今のジルは、飼い主が言うのもなんだが、とても飼いやすい。（実猟犬としては、まだまだですが・・）
実猟犬を室内で飼うことには、猟野での働きに悪影響をおよぼすなど、否定的な意見が多い。しかし、私のようなSunday Hunterが、実際に出猟するのはせいぜい20日前後。居住環境やご近所の関係などもあるが、残りの340日を有意義に過ごせるように、我が家ではジルを室内で飼うことに決めた。

ブルトンに限らず、猟犬は自由奔放で室内飼いは難しいと思っていたが、そんなことは決してない。要は飼い主次第なのだ。

ジルとのめぐり合わせは偶然だけど、我が家に来た犬がジルでよかったと思える幸せ♪高山先生に感謝。

レッスン風景 卒業出来ました

■　今期の始まり
18年度の猟期が終わり、今日から平成19年度出猟記に新装します。

いやー、昨期はよく遊んだ。3ヵ月なんてあっというまですよ。ホント。
猟師たちは、これからクレー射撃でお茶を濁しながら、9ヶ月の長い夏眠に入ります。

昨期は、とにかく暖冬の影響で鴨の渡りが遅くなり、猟期後半にやっとマガモが姿を見せ始めたので、あと半月、猟を続けたかったが・・。
鹿猟は4回出猟して、3回Getと絶好調！ジルが家族に加わったので、鹿肉がふんだんにあるというのはとても助かる。

さて、肝心のジルポはどうであったかという分析を少し。

猟野：ヒートの前後で行動パターンが明らかに変化した。
ヒート前はとにかく山を走ることがうれしくて、体力が続く限り闇雲に走り回って、午後にはへばっていたが、ヒート後は、自分なりのペース配分をするようになり、行動・表情ともに落ち着きが出た。

しかし猟犬としては、はっきりいって、全く役に立たなかった今期だった。

ブルトンはもともとポイント犬であり、雉・ヤマドリを探して撃たせるという、いわゆるアップランドでの使役を目的に作られた犬なので、水辺の鴨猟は本来の使い方ではない。なので、鴨猟に掛けている労力を雉猟に費やしたとしたら、もしかしたら今猟期中に、使える犬になっていたかもしれない。しかし、飼い主が鴨猟をしたいと言ってるのだから、犬はそれに付き合う義務がある。

まあ、唯一使えたのが、半矢の鳥が陸に上がったときは、臭いを取ってくれたので潜っているか判断できたことぐらいか。

しかし、猟野に出せる最低条件となる銃声を怖がらないことと、呼び戻し、車酔いについては、ほぼ完璧なのであせらずに猟に連れていけばそのうちなんとかなるだろう。昨期は猟に慣らすことが目的だったので、そういう意味では大進歩だ。

探索：薮入りは良くない。
私が藪に入って誘っても、イバラが密なところなどは入ってこないで様子を見ている。しかし、自分より背の高いボサに入ったら、今までは、飛び跳ねて前を確認して進んでいたのが、このごろはボサの下を掻い潜って進むようになってきた。
薮入りについては、飼い主が努力して藪に入らなければ犬は入らない。ガンバリます。

ポイントはまあまあ。ボサに小鳥が隠れているような場合は、そこでポイントしてから突入しているし、鼻も、高鼻を使って浮遊臭を採っている。後半、猟場に雉がいたなら、おそらくポイントしただろうと思う。
今期直前には、銃禁にでも行って、雉をたっぷり当てやろうと思う。

水入り：最低。今期、ジルは一度も水に入らなかった。（お腹までは浸かったが）

これについては、夏に無理して水に入れたのがいけなかったのか、それとも、ジルの臆病な性格によるものかは判らないが、器用に泳げることは分かっているので、今年の夏に、強制しないで水に喜んで入るような訓練をすることにしよう。

回収：これもダメ。

雉は噛むようになった。

鴨にはあまり興味が無いようだ。半矢を預けても、目の色変えるようなことが無かったので、Y氏の言うように、まだ猟欲というものが発現していないということなのだろうか？

内臓を出した鴨は、肉の臭いがするのか、ジルにとってエサになってしまうらしく、割ったところから鼻を突っ込んで血を舐め始めるので、羽を毟るときはジルをバリケンから出さないようにした。

家庭犬として：最高！文句なし。

朝晩の散歩は欠かせないが、家の中では、おとなしくて飼い易い。

不満があると言えば、ウンピとチッコを家の中でできなくなったことか。
ウンピは、散歩解禁直後から、外でしかしなくなってしまったが、チッコも、ヒートのとき、トイレに血が付いてしまったのが気に入らなかったのか、ヒート後は家のトイレではしてくれなくなってしまった。しばらく外に出さないと、必死に我慢しているのがわかるので、雨の日も1日3回は外に出さなければならないから大変だ。

振り返るとこんなところか。
猟は、愛犬と楽しく遊ぶことが出来る趣味。とにかく猟に連れて行かないことには、進歩はないので、これからも、散歩のつもりで連れて行こうと思う。

もっとも、ジルは愛玩犬への道を突っ走っているようだが・・（泣）。

offのジル onのジル