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 3月9日

 

今日は今期の仕舞猟。前回は好調だったので今回も期待して夜明けとともに開始。朝一のボーナスステージでは、鹿のほうが1枚上手でアタクシもY氏も撃てず。最終日は大概ボウズと決まっているから、まあ焦らず行きましょう。

山には雪が少しだけ残っていて、これが曲者。足音が大きくて、かなり遠くから気づかれる。

尾根を上か下に猟をしていたら、かなり遠くで警戒鳴きが聞こえたので、もしかしたら下からY氏が上がってきたかなと思いじっとしていたら目の前から鹿が3頭アタクシに向かって走ってきた。距離は5m右手に杖、左手には双眼鏡、銃は背中でなすすべなし。鹿は多分焦ったと思うけどアタクシがいないかのように走り抜けていったよ。

途中で猪も見かけたが、いかんせん気づかれるのが早くて撃てる距離ではない。

午前中はダメかなと思っていたら銃声が聞こえて、Y氏から「獲ったど〜」のメールが届く。このお方、さすがです。

鹿を川に漬けて別の山に入る。ここは3年位目までは、必ずと言っていいほど鹿に出会えたのにここ数年は音沙汰なしの状態。今期あたりから戻ってきているかなと思ったが、鹿の痕跡は全くなかった。まだまだ鹿が戻るには時間がかかりそうだ。

Y氏が仕留めた鹿を解体して、今期は終了。ボウズと思っていたのにジルにお土産ができて、Y氏に感謝です。

今期も無事に終わりました。鴨は散々だったが、鹿はまあまあだったかな。今期も良く遊びました。

 

 

 

 2月23日

 

鳥猟期が終了して、315日までは大物猟期間。鳥猟が不調だったので大物はなんとか猟果を得たいものだ。

今日は師匠Y氏と2人でいつもの猟場に出猟。

実は、大雪が降ってからY氏が攻めあぐねていた場所があるとのこと。なんてことはない車を止めてすぐの場所なのだが、道路から近いことから鹿になめられているようだ。

さて、Y氏は攻略法を考えていたようで本日実行。作戦はシンプルに挟み撃ち。先にアタクシが近づいて、こちらに気を取られている鹿を反対に回ったY氏が撃つ。撃たれた鹿は必然的にアタクシのほうに逃げてくるというもの。

さて、実行してみたら見事にはまって猟の開始10分で2頭確保。鹿を川に漬けて次の場所に移動。

ここは猟を始めたころは鹿が沢山いたのだがここ数年はほとんど見当たらなくなってしまったところ。先日、久しぶりに猟友のTさんが行ってみたら、鹿の痕跡が残っていたというのでY氏と行ってみた。

ここでもいつもは別々の山に登っての猟なのだが、ひとまずY氏とアタクシでTさんが痕跡多いと言っていた砂防ダムに行ってみたら、ダムの底でお食事中の鹿を発見。

距離は100mと少し。鹿はこちらに気づいていないので、バイタルを慎重に狙って発砲!

外したのか鹿は少し駆けて止まった。3頭いたらしくほかの2頭もどこから撃たれたのか確認するように止まった。

ここでY氏も発砲!

Y氏が撃った鹿は即倒し、アタクシが撃った鹿は斜面を駆け上ったが転げ落ちてきた。どうやら当たっていた模様。

回収に行ってみたら、狙ったところに当たっていたよ。バイタルを撃ち抜かれた状態でも斜面を駆け昇るのだから恐れ入る。

この時点でまだ10時。4頭確保しているので解体に入る。場所が違ったので、解体が終了したのが2時近く。

本日はここまでにして家に帰ったのが5時。ここからまた鹿の枝肉を干し肉用に解体して終わったのが8時。久々の大猟に疲れました。

デジカメを忘れたので携帯で写真を撮ったのだが、どういうわけか1枚も保存されていなかった。というわけで、証拠写真はなし。代わりに、冷蔵庫で熟成中のお肉を載せます。

 

 

 今期終了

 

ついに今期は猟果ゼロとなってしまった。幻の1羽はあったけど・・。

ずいぶん長いこと猟をやってきたがゼロはさすがに初めて。原因は鳥が少なくなったというのもあるけど、1番はアタクシの猟欲の減退だろうな。

何年か前までは「猟に出たら必ず猟果を」ということで、多少きわどい池でも平気で撃って目の色変えて鴨を追いかけていたけど、今年はトラブルになる位なら鴨はいらないやという感じ。アタクシが出猟しているところでは、気兼ねなく撃てる池の数はしれているので、これでは獲物には出会えませんよね。

では出猟自体がつまらなくなったのかというとそうではなく、ジルが山を楽しそうに駆けているのを見るとうれしくなるし、朝早くでなければジルママも猟に来てくれるようになったので夫婦で色々な話をしたり、台湾料理食べたりするのは本当に楽しい。

それに運が良ければ鴨が獲れるかもしれないというのが今期のスタイルだったな。

こういうときに自分にdutyを課してしまうと趣味が続かなくなるので、自分が楽しければいいのであります。

 

 

■ 1月12日

 

今日は今季初めての師匠Y氏との猟。ジルも嬉しそうだ。がっ、鴨がおりません。

撃てる鴨との出会いは通称・山本池の1か所のみ。ここは大きい池なので、アタクシが池のお尻から入り、Y氏に池の途中で迎え撃ってもらう計画だ。池に行くとジルが対岸の茂みをじっと見ている。銃を構えて声を出してみたら、オシドリがパラパラを出てきた。「ジル、あれはダメなんだよ」と銃を下したときにアオクビのつがいが茂みから出た。

撃つタイミングを逸したため引き金が引けなかった。Y氏は発砲できたが、外した模様。

ここはアタクシが獲らなかったらいけない状況でした。完全に油断してました。

ということで今日も高級なジルの散歩になった1日でした。今期の初日はいつになることやら。もしかしたら全敗もありそうだぞ。

 

 

 1月2日 恒例ウサギ猟

 

今年の猟始めも、大師匠Yさんと師匠Y氏とともに恒例の新春ウサギ狩り。犬も昨年と同じくボク号とビー号。

昨年は、師匠Y氏が見事仕留めたが、さて今年はいかに。

犬を放して30分ほどでウサギを起した。大師匠から大体のウサギの通り道をブリーフィングされて、各自持ち場に着く。途中で捲かれたかなと思ったが、しっかり追っているようだ。

ウサギを追うこと約2時間。微かに獣が走る音がする。来るならこの道だろうと考えていた通りのところを、ウサギがこちらに向かって走ってきた。

10mくらいのところで発砲!一旦転んだが、また起き上がって逃げようとしたので2発目!焦っているので外した、まずい。3発目は見事に命中。見事すぎて肝心の腿を吹っ飛とばしてしまった。

後から聞いた話では、ウサギは極端に矢に弱いので、1発目で十分だったとのことだが、鴨の半矢で鍛えられているアタクシはとどめを刺さないと安心できなかった。

苦節9年。ついにウサギを仕留めました。

まあ、普通に人から見れば正月から殺生なんてと思うかもしれないが、我々からすれば正月から幸先が良いということになってしまうのだ。大の大人が満面の笑みで握手を交わしましたよ。

大師匠、御歳78歳。この歳で1人で猟に来て、山を登っているのだから恐れ入ります。いつまでも続けてほしいと思う昨今です。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 12月14日

 

今日もジルママと一緒に出猟。近所のスーパーでは、お正月価格で野菜が高くなってきたので買い出しも今日の目的。

それと平日は、いやでもおふくろの相手をしなければならいので、週一度の山歩きが良い気分転換になっているようだ。

さて、今日鴨がいたのは一か所だけ。ここは最近何年かは水が入っていなかったのだが、水があれば鴨が付く池で、今期はなかなかのコンディション。いつかは出会いがあるだろうと思ってましたよ。

池を覗くと奥の入り江に何かがいる。双眼鏡を出したところで、飛び立った。10羽くらいのアオクビの群れでまっすぐ堰堤に向かってきた。

先頭の鴨を狙い発砲!外した!!次の集団に発砲!これも外した!!!

なんたる下手さ加減。本人は「もらった!」と思って撃っているのだが掠りもしなかった。おかげで半矢にせずにはすんでいるのだが・・。

ここは、3羽は獲れたところだよねと、ジルもアタクシを見て無言の圧力。今年はダメかな?来年はいいことあると信じよう。

 

 

 12月8日

 

現在の猟場で、明らかに鹿が減ってきたので、師匠Y氏が開拓中の猟場に行ってみた。

ひとまずY氏から簡単な説明を受けてから山に入ったが、GPSを確認しながらの猟。

そこそこ鹿はいるのだが、いかんせん山を知らないので鹿のほうが早く気付いて逃げてしまう。すぐそばで、いきなり警戒鳴きしながら鹿が出てきて、あ〜あと思って進むとまだ別の鹿が居たりとどうもうまくいかない。

まあ、今日は下見を兼ねてなので、半日かけて一通り山を歩いて地形を確かめてきた。次回に期待!

 

■ 12月3日

 

日は休みが取れたので、久しぶりに平日猟。今日もジルママが同行だ。朝一の池は日曜にも鴨がいたので期待が膨らむ。

がっ、本日は空。急ぎで次にいくもことごとく空。全く鴨の姿を見ずに午前終了。

なぜに日曜の昼間より平日の早朝ほうが鴨がいないのか?ゲン治しにお昼を食べて、午後の猟を再開したが全然ダメ。

ジルママも疲れてきた様子なので、あと一つまわっていなかったら今日は終了とママに言った池にクライマックスが待っていた。

ジルが堰堤に行ったら、鴨がガアガア鳴いているのが聞こえる。これは、間違いなくアオクビかカルだ。

結構大きな池なので、近くにいる1発目が肝心と銃を構えて池を覗き、正面にいたマガモのメスの飛び立ち際に発砲!ひとまず落ちた。

池の奥からは20羽近くの鴨が飛び立ち堰堤の奥の山を巻きながら逃げていく。

一番近いオスに発砲。外した。次のメスに発砲。もんどりうって藪に落ちた。

鴨が落ちた場所はジルママに覚えてもらい、池に目を戻すと1羽目の鴨が泳いで逃げていく。銃に弾を込めなおして留めを撃つもかなり遠くなので全然効かないで潜ってしまった。

しかたないので、落ちた鴨を回収に行く。落ちた場所をジルママに指示してもらいながら捜索するが、藪はアタクシの背丈より葦が密集した藪で全然見つからない。20分位捜索したが鴨は見つからない。落ち方が半矢のような感じだったので走ったのかもしれない。

こうなるとジルの鼻だけがたより。アタクシから離れてジルが気にしている排水路のほうを探してみたら、水路に隠れている鴨を見つけました。大きな鴨なので、ジルが咥えて回収するのは無理だね。

さて、藪を抜けてジルママが待っている堰堤に戻ると「あそこに鴨が戻ってきた」と池の奥を指さしている。

それは大変と鴨を地面に置いて足で踏んでおこうとした一瞬に、回収した鴨が飛んで逃げていくではないか。銃に弾は入っていないので、アタクシとママは「あ〜〜」と言って見送るしかできない。鴨は池の奥に着水、そのまま姿は見えなくなった。

今考えれば、鴨を見つけてすぐに止めをさしておけばよかったのだが、藪を抜けてからなどと考えた罰があたったのだろう。半矢の獲物はなるべく早く楽にしてやるという、猟師の基本を怠るとこういう結果になるよな。それにしてもデカイ鴨だった。

 

 

■ 11月24日

 

本日は、鹿猟始め。4時に家を出て、昨日から山に入っている師匠Y氏と猟場で合流する。

天気は上々だが、木の葉が落ち切っていないので見通しが悪い。

鹿はそこそこいたのだが、枯葉があるので足音が出てしまい鹿に先に気づかれ撃つ機会がない。

2時間くらいたったころ遠くの山で銃声。この方角は師匠だ。獲れたかな、などと思っていたら、50mほど先から鹿ができてきて木立の間で立ち止まりこちらを見ている。しまった、気付かれたか?鹿は群れでいることが多いので、ここは木化けして忍の一字。

とその時、携帯からメール着信音が山にこだました。

あた〜、マナーモードにしとけばよかった。もちろん、アタクシから見えていなかった鹿も飛び出して逃げて行きました。

いったい誰から?とメールを見てみたら師匠からで「アカン、外した」とな。あまりのタイミングに、山の中で笑ってしまいましたよ。

我々の引きが弱いのか、鹿の運が強かったのか?皆さん。電車と山では携帯はマナーモードにしましょう。

 

 

 

 初出猟

 

禁日は、朝5時半起きで出かける。でも猟じゃないよ。東京日帰り出張。サラリマンはつらいね。

ということで、アタクシの解禁は本日で、ジルママも同行。

さて、朝一に池に着くも霧のため水面が見えず。この池はたいてい半ばの入り江に隠れていて、飛ばすと戻ってくるので、ジルママに池の奥に歩いてもらうと、案の定飛び立ったとのこと。でも池の奥に・・。なぜにこうなるか。

急いで次の池に向かう。ここは、山道を20分くらい歩かないとたどり着けない池なのだが、その分他の猟師が入っている確率が低い。でも空だとショックが大きいけどね。

池の入り口でジルママを待たせて、ジルと池に向かった。ジルは何かの匂いを取ったようで藪に入り駆け回っていた。池を覗こうとしたときジルママの呼び声が聞こえた。人でも来たかなと思ってジルママのもとに戻ると「ジルが雉とウズラだしたよ。」とのこと。鳥はどこかと尋ねると、山の奥に飛んだとな。そんなことでイチイチ呼ぶな。もちろん池は空でしたよ。

今日は歩いていると汗ばむ陽気で、鴨なんかおりません。でも二人と一匹での山歩きは楽しい。そんなアタクシ達にもクライマックスはあったわけで・・。

その池も、車からしばらく歩かないと行けないところ。山道を歩いていると、またジルが匂いを取ったようで、藪を駆け回る。一応、銃に弾を入れようと思った矢先にヤマドリがでた。ジルよ、君はポイント犬ではないのかね?

まあ、結果的にはここで発砲しなくてよかった。

池の奥に向かって慎重に歩いていると、池からアオクビが出た。アオクビとの間には樹が有ってじゃまだが、かまわず発砲!  枯葉が盛大に散ったが鴨は落ちない。2発外したところで別角度からメスが出た。こちらも失注。

鉄砲が鳴ったので、ジルは水面をじっと見ておる。ごめんよ、父ちゃんはまたやってもうた。

しかしアオクビに対して撃つというのは、何と血が騒ぐものなのか。今期は何回撃てるかな?

 

 

 久しぶりのクレー

考えてみたら、4月にライフル実技教習してから鉄砲に触っていない。鉄砲撃ちが鉄砲に触らなくなったらおしまいだな。

さすがに猟期前は少し撃っておいたほうがいいよねということで、岡山の御津射撃場に行ってきました。ここは、設備がいいのに料金も安く(1ラウンド700円、ただし800円の入場料が別途必要)言うことなし。ただ遠い!往復6時間はしんどいわ。

さて、久しぶりの射撃はというと、スキートはそこそこだったのだが、トラップは全然当たりません。なんか撃ち方を忘れてしまった感覚で、試行錯誤しながらの射撃。あまりに当たらないので、途中から数えるのやめたけど恐らく6割も当たってないかも。トラップってこんなに難しかったっけ?

でも鉄砲を撃つのはやっぱり楽しいぞ。来週はライフル撃ちにいこうかな。

 

 経験者講習

来年は3年後ととの銃の所持許可更新なので、経験者講習に行ってきた。この講習会の修了証書がないと銃の所持許可更新ができない。講習の内容は・・、まあ言わずもがな。

さて、許可更新にはこの他、散弾銃とライフル銃の技能講習終了証明書も必要。これらすべて平日。講習の申し込みは警察で行うので、これももちろん平日。3年のうちにすればいいとは言っても会社員にはつらいですな。

 

 

 ライフル射撃教習

 悪評高い、ライフルの射撃教習に行ってきました。なぜ悪評高いかというと、散弾の教習射撃と違って、ライフルでは不合格になる人が結構いるとのこと。

兵庫県は須磨射撃場で行われるので、50m射台での実技です。本番は30分以内に20発撃つ規則で、射撃の姿勢により合格点が決められています。私の選択した膝撃ちでは、200満点中40点とれば合格。

猟期が終わって分解掃除したまま、スコープ合わせなしで試験に臨んだので、スコープが会っているかどうかちょっと不安だったのですが、試射ではまずまず。照準に問題がなかったようなので、自信を持って本番に臨みます。

ところが最初のうちは良かったのですが、射撃を続けているうちに集中しすぎてだんだん的が見えにくくなってくるし、銃身の過熱によるカゲロウが出てきて狙いが定まらない。なんとか20発終了して観的スコープで見てみたら、得点圏外への弾着もちらほら。

さすがに40点以下ということはなさそうですが、ちょっと自信なくしましたね。実猟では、いっぺんに20発も撃つことはないのですが、すこしは練習しないといざという時に後悔しそうです。