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■ 終猟 |
今期の出猟も本日が最後。はたして、有終の美を飾れますかどうか? 朝一は、先週の夕方に下見をして鹿の跡が多かったところに行ってみたが、出会いはなかった。その後、現在は倒木とがけ崩れで閉鎖状態になっている林道に入る。
朝のうちは残雪が凍っていてブーツで歩けるが、気温が高くなって雪が緩んでくることが予想されるのでスノーシューを担いでの完全装備。めぼしい場所は慎重に進むが、足音が出るからか出会いは無し。
山頂に近い曲がり角を抜けると、対面の斜面を鹿が斜面を走っているのが見えた。距離にして100m位。この距離でも気づかれるのね、と思い銃を構えるが木立に紛れてしまい姿を見失う。スコープを覗いたまましばらくじっとしていたら、再び鹿が走り出すのを発見!
スコープで捉え「とまれ、とまれ」と念を送ったら鹿が立ち止まった。バイタルど真ん中を狙い発砲!鹿がひっくり返ったのが見えた。
久々のオスで、弾はのどに当たっていた。
さて、これから鹿を下すのが一苦労。ここは、ほぼ山頂なので下りの雪道なら何とかなるだろうと思ったのだが、雪で倒れた杉の倒木があちらこちらで山道をふさいでおり、雪が緩んできてスノーシューを履いたこともあって、結局3時間以上かかってしまった。でも苦労した甲斐あり、無傷で上等な四肢と背ロースが取れた。
さて、この鹿の解体に使ったのが、今期新しく購入したモーラ・ロバスト。
ロバストは“頑丈な”という意味だが、名前の通り刃厚は十分で、鋼材はコンパニオンと同じ炭素鋼だがその分なのどうなのか、刃持ちはこちらのほうがずっと良い。少し短めな全長と、刃のアールが大きいので使い勝手がよく、コンパニオンよりはるかに解体し易かった。アマゾンで2000円チョイのナイフだったのでどんなもんかなと思ったが、さすがはモーラといったところでしょうか。
また、猟場でのタッチアップ用に研磨剤を塗りこんだコンパクトな革砥を買ってみたのだが、これが効果抜群!モーラの研ぎやすさもあって、切れが悪くなっても数回のストロップで切れ味が復活したよ。 |
■ 2月26日 |
楽しかった今期の鳥猟も終わり、3月15日まで大物猟の始まりとなりました。 あと3回の出猟でジルの1年分の鹿肉を確保しなければならない。責任重大ですね。そこで、前日に師匠Y氏から情報をもらって、先週に2頭獲れたという林道に入る。しかし、アタクシが鹿を見つけられなかったのか、ここでの出会いは無。
ここでふと思いつきとある砂防ダムへ。ここはめったにいることはないが鹿がいれば高い確率で確保できるのでどんなもんかと行ってみたが、世の中そうそううまい話はなくダム側から覗いてみても鹿の姿は無。ついでだからと、ダムの周りを一回りしてみようと10m位進むと正面の山の斜面に白いものがちらちら動いている。
双眼鏡で確認すると鹿だ。距離は6〜70m位。地面はきれいな雪なので、雪の上に伏せてかろうじて見える前足の付け根あたりを狙い発砲!鹿のところに行っているとバンビちゃんでした。スコープで見ると大きく見えるんですけどね。弾は胸から頭に抜けたようで、頭蓋骨が完全に吹き飛んでいた。
軽い150gr弾頭の308winでも恐ろしいほどのライフルの威力です。さてこの時点でまだ8時なので、ワタを出して沢につけておき次の場所へ行く。
いつもはいる林道の入り口には、雪の重みで倒木が2本倒れており車の流し猟は入いれないようだ。これは期待できるなとスノーシューをはいて林道を進むが、スノーシューがあっても足首まで埋まるほどの雪が残っているうえ、表面は凍っているので足音が盛大に出る。これではあまり期待できないので、去年2頭獲れたところまで行って、いなかったら引き返すことに。
目的の場所の手前で、足音が少しでも消えるように沢筋に降りて進んだが、お目当ての斜面が見えるところに出た途端、鹿が走った。やはり気づかれたかとアタクシも走ると、続けてもう1頭出た。
せっかくここまで来たのだからバイタルもへったくれもなく、鹿のど真ん中を狙って発砲!鹿は一瞬棹立ちになって斜面を転げ落ちた。
回収に行くと今度はまあまあなサイズの雌。弾は体の真ん中のやや背側に当たっていて背ロースは期待できないが、モモは無傷なようだ。
さてここから鹿を解体できそうなところを探しながら山を下りるのだが残雪がかなりあって、沢で鹿を洗い、かつ吊るせるようなところがなかなかない。結局2時間くらいかかって、車のそばまで降りてきてしまった。
ひとまず鹿を沢につけて車まで戻ってY氏に電話すると、Y氏はすでに猪を獲っていて沢に着けているとのこと。山を降りてくるまでにまだしばらくかかるとのことなので、先に鹿を解体することにしたが鹿を吊るす場所を探すのに手間取ったため、助っ人に駆け付けた時は猪の解体は粗方終わっていた。猪はY氏にまかせて、アタクシはバンビちゃんを解体しお互いの猟果を分けた時点で4時過ぎ。
アタクシは終了だが、師匠Y氏は日没まで2時間あるのでもう一山やるという。いやはやバケモノです。
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■ 1月21日 |
例年、年が明けると鴨はめっきり姿を見なくなるが今期はいかに。 今日も朝からジルを連れて池を回るが鴨の姿はなし。念のため、今期は水が入っていない“残念な池”に行ってみる。堰堤の下から池を覗くと、昨日までの雨で水位はかなり回復していた。 ココに来たのは正解だった。堰堤に立つと同時に、池の奥から2羽の鴨が発った。 でかい。アオクビのつがいだ。理想的なコースでこちらに被って飛んでくる。 初矢、外した!二の矢、1羽池に落ちた。3の矢、オスに命中! 鴨はドカッという大きな音ともに堰堤に落ちてきた。撃たれたほうはたまらないだろうけど、これは気持ちがいいね。 急いで堰堤に落ちた鴨を足で踏んづけて、池に落ちた鴨を見ると、メスは池の奥のほうに泳いでいく。とにかく留め矢を撃つ。しばらくバタバタしていたが死んだようだ。 さて、それからが大変。鴨は風に流されて池の奥に流れていくが、もちろんジルは回収に行ってくれない。 しかたないので、鴨が流れ着くまで待って、位置を確認。薮漕ぎしながら池のまわりを奥まで迂回したよ。 ジッちゃん、喜んでついてくるんだったら君だけで行ってくれないかな〜。それならすぐに終わったのに、結局2時間くらいかかった。でも、アオクビ2羽は何年ぶりだろう。来週は、鴨鍋かな。 |
■ウサギ猟 |
本日は、毎年恒例の大師匠Y翁と師匠Y氏とでウサギ猟。 秋に大師匠と会った時には、体の具合が悪くこの冬大丈夫かいな?と思ったほどだったが、さすがは大師匠。猟期には山を歩けるまでに回復していた。 しかし体力が落ちてしまったので、もうこれ以上軽い鉄砲はないという、410番の単発銃を新たに使用。なかなか珍しい銃を見せてもらいました。 さて、今は発情期ということでウサギがいなかったようで残念ながらウサギは起きなかったが、日差しは暖かく何とも気持ちの良い1日でした。 大師匠は「もうこれで思い残すことはない。猟は終わりにする。」なんてことを言っておりましたが、来年になればまた山に行きたくてしょうがなくなるでしょう。 発情期明けの1月にリベンジだね。 |
■12月17日 |
今週は、本日の鴨猟と明日は鹿猟。もういい加減年なんだし、これじゃ怪我も治らないよね。でも出猟した甲斐がありましたよ。 とある池の堰堤を上って水面をほんの少し見てみたら、先に堰堤に上がっていたジルを警戒していたのか、池の縁からアオクビが飛び立つ。 すかさず銃を振って発砲!外した。2の矢、当たった。鴨は池の下の薮に落ちていったが、あの落ち方は半矢。急いで捜索するもジルさん、薮に入りません。笹とイバラですごい事なっているので無理ないか。 しかたないので、アタクシが薮に入り捜索するもなかなか見つからない。20分くらい探してやっと鴨を見つけた。やはり半矢で薮の奥に隠れていたよ。 |
■猪の群れ |
2週間前に右ひざを怪我してしまい、坂を上がれるけど降りれないという難儀な状態で、本日も出猟。安静にしてれば治るのは分かっているけど、それが出来れば苦労しない。 本日は、鴨はいなかったけど、とある池ですごいやつらを見れた。 ここは、2年前に回収済の鴨を逃がした通称「残念な池」。今年の残念な池は、残念なことに水がない。でも猟期の途中で水が入ることもあるので試しに行ってみたが、やはり水がなかった。 なにげなく対岸を眺めていたら、何かが出てきた。猪だ。それも次から次と全部で11頭の群れ。大小入り混じっていたが、一番大きな猪は今まで見たこともないような大きさ。猪からもこちらは見えているが、逃げるどころか何かを漁ってみたり、じゃれ合ってみたりしている。 距離にして70m位。ライフルがあれば頂きの距離だが、鳥撃ち用の散弾じゃ、当たっても屁とも感じないだろうな。 |
■ これがジルなんでしょう |
水曜日に味を占めたので、ひき続いて本日もジルと出猟。さてどうなりますか。。 朝一に、水曜にアオクビGetした池に向かう。池を覗くと、今日もいました。海鴨に混じってアオクビちゃん5羽くらいの群れです。 居鳥に発砲し木陰に身を隠して様子を見ていたら、こちらに戻ってこないで池の向こうに飛んでいってしまった。これでは、なすすべなし。 この後いくつかの池を回った後に通称“解体屋の池”に向かう。 池を覗くとカルの群れが池の奥に浮かんでいる。堰堤の陰から居鳥に発砲し、弾を詰めなおして身を隠しているとこちらに被ってきた。 初矢、外した!二の矢、よっしゃ、1羽落ちた。三の矢、外した。銃が振れていないのが良くわかる。理想的なコースを飛んでくれたので、少なくとも2羽は落とせないと。 さて、池に落ちた鴨は潜ったようで水面には見えない。銃に止め矢を装弾して待っていたら、水面に鴨が上がってきた。頭を狙って止め矢を撃ちこむ。しばらくバタバタしていたが死んだようだ。 堰堤からは10m位あるので、今日もジルにレトリーブするように言うも、今日はフンフン言って泳ごうとしない。池には入るのだが踏ん切りがつかないようだ。 仕方がないので、念のため鴨キャッチャーも持って、ひどい藪の中を薮漕ぎして岸から鴨がよく見える場所に移動。鴨まで岸から5mかそこらの距離しかないのでそこからジルをけしかけたが、やはり泳がない。 風は池の奥に向かって吹いているのでこのままでは流される。時間切れになる前に鴨キャッチャーをセットして回収した。 何だかな〜。確かに水曜より池の水は冷たいけど、それほどでもないでしょう。まあ、これがジルなんだろうね。 |
■ ジルの解禁日 |
ジルの調子も戻ってきたようなので、本日ジルの解禁日。 いくつかの池で空振りだった後、去年アオクビをGetした池に向かう。途中の水たまりが澄んでいたので、まだ誰も入っていないようだ。 池を覗くとキンクロちゃんに混じってアオクビちゃん発見!距離があったので居鳥に発砲後、木陰に隠れて被ってくるのを待つと2羽向かってきた。1発目は外したが、2発目で池の中に1羽落とせた。 さて、堰堤から5m位のところに落ちたが、鴨キャッチャーは車の中。風が岸から奥に向かって吹いているので、車に戻っているうちに池の奥に流される。ここはジルに行ってもらうしかない。 5分くらいフンフン言っていたが、池の水がまだそれほど冷たくなかったのでレトリーブしてくれましたよ。 ジルのレト見るの何年振りだろう?何ともうれしい解禁日でした。 |
■ 大物猪 |
今日は鴨をリベンジと思っていたのだがジルの調子が本調子ではなさそうなので、本日は鹿猟に行くことにした。そのおかげで、ありがたいお土産もらえましたけどね。 さて、夜明け前に中国道のや社付近を走っていたら、中央分離帯の向こうの上り車線をアタクシと同じ方向に走っている車があるではありませんか!!これがうわさに聞く逆走かと、しばらく横を走らせてもらいましたが、まてよ、自分が逆走してないよね?となんかおかしな感覚になってきたので追い越した。 20分くらいしたらパトカーと救急車が走ってきたので「事故ったかな?」と思ったが、家に帰ってニュースを検索してみたら、事故は起こしていなかったよううだ。 ここからは猟のお話。いつものように、朝一から師匠Y氏とは別の山に入る。 山の中は木の葉はまだ落ちていないうえに、霧が出てきて全く見通しが利かない。おまけに、去年であればこの山の上のほうでは、新しい鹿の糞や鹿道がところどころに見られたのだが、今年はそれが全然ない。 鹿はまだ下りてきていないのか、それとも別の地域に移動してしまったのかは分らないが、一山歩いたが鹿の姿を見ることは出来なかった。 この山は携帯の圏外なので、山を下りてきたときにY氏からのメールが届いた。結構大きな猪を獲ったとのこと。 電話してみると、案の定降ろすのに難儀しているようなので、早速、助っ人に向かう。 現着してみると、1時間ほど猪と格闘しているY氏はすでに疲労困憊。よくわかりますよ。山の上で猪獲って途方に暮れたのが去年ですもん。 2人掛かりで道まで降ろして解体する。吊るしてみると結構大きな猪。 最初、バーナーで毛焼きをしてみたが全然先に進まないので、結局皮を剥いでしまった。ここ2年程は新年会に猪のスペアリブが好評だったので、分け前ありがたく頂戴してきました。 |
■ 祝解禁 |
遅ればせながら、本日はアタクシの自主解禁日。 ところが、肝心のジルの調子が悪い。下痢をしているわけではないし、熱があるわけでもないけど、とにかく元気がない。お散歩も行きたがらず、ずっと家の中で寝ている。こういうときに無理をさせるとロクなことがないので、ジルはお留守番です。 さて猟果はというと、解禁からの2日間で徹底的に蹴散らされたようでまったく鴨がおりません。下見の時にあれだけ居たオシドリもいない。ここは誰も入っていないだろう、というような泥池にも人が登った跡がある。 いや〜、兵庫の鴨撃ちは仕事が丁寧ですね。結局、1発も撃たない解禁日でした。 |
■ 技能講習 |
来年が所持許可証の書き換えに当たる年なので、本日、技能講習に行ってきた。 散弾とライフルとで2日間会社を休むわけにもいかないので、午前中は散弾、午後はライフルと2連荘での受講。猟期前ということもあり結構な人数が来られていて、アタクシの受講したクラスだけでも、午前は定員いっぱいの6名、午後は4名。このほかにも午前中もライフルで1枠、午後に散弾で2枠の講習が組まれていたよ。 さて、3年前とは合否の基準が大きく変更されていて、技能よりも銃の取扱いに重きが置かれたようす。散弾であれば25発中、1枚当たれば合格とのこと。 個人的には、25発中1発しか当たらない技量でも合格ってどうなん?と思ってしまうが、講師の話では各業界団体の思惑も色々あるらしく、まあそういうことなんでしょう。 ライフルの方も、前回より4倍くらいある的に変更になっていて、点数も撃ち方に関係なく(委託もOK)10発のうち、とにかく1発でもいいから1点の枠内に当たれば合格とのこと。 アタクシ的には、以前の基準もあれはあれで緊張感があって面白かったと思うのだが、そういう事で今回の受講では緊張感ナシです。 猟の練習と思えば意味もあるので、5発を肘撃ち、5発を立射で撃ってきました。 ちなみに、ライフルを一緒に受講された方にSBを撃たれている方がおられた。当然、猟には関係なく競技のみでライフル射撃をされているのだが、そんな所持でもこの講習は必要とのこと。知りませんでした。 |
■ 870でクレー |
台風で旅行をキャンセルしたので、猟期前の実績作りのために岡山に行ってきた。 師匠Y氏は自転車の予定が入っているとのことなので、一人で射撃。今日の獲物はM870。 安い弾を使っているので、発射後のクリンプの広がりが一定しなくていびつなものがある。上下2連なら半ば強制的に排莢されるのだが、870では引っかかってしまって排莢されない。ひどいものだとリムが引きちぎれても排莢されない。 当然のことながら、結果は散々。やっぱり射撃は専用銃でしないとだめだね。 |
■ 岡山クレー射撃場 |
師匠Y氏と猟仲間のKさんを誘って、久しぶりに射撃に行ってきた。 行けば楽しいのはわかってるんだけど、とにかく遠すぎる。我が家からは片道2時間半!攻めて姫路くらいならもう少し通うと思うのである。 |
■ 28年度の始まり |
本日は今期お世話になったナイフのお手入れ。 去年買ったスエヒロのキッチン砥石が全く使い物にならないので、今度はあるお方がYou tubeで絶賛しているシャプトンの刃の黒幕を買ってみた。番手は1000番。使い心地はキング砥石より明らかに堅くて、青紙の晶之もサクサク研げた。最初からこれにしとけばよかったよ。 さて、実用上はここまでで充分だが、本日は天然仕上げ砥で仕上げた。 この砥石はアタクシの親父が使っていた年代物で、産地は不明だが多分青砥と呼ばれるものだと思う。この砥石も大層堅い砥石で、番手は3000〜4000番くらいなのかな。これで仕上げるとカリンカリンの刃が付く。 |
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